源頼朝のメガ山盛り白めしにネプチューン唖然! Eテレ料理バラエティーは歴史の勉強も楽しい
いまNHK・Eテレの教養バラエティーが面白い。
「名将たちの勝負メシ」(木曜夜9時30分)は、歴史上の人物たちの食事を再現して、食べて、さらにその人物の素顔や生きた時代背景を手だれのストーリーテラーが軽妙に解説し、司会のネプチューンがボケをかまして盛り上げる。食欲をそそられ、知的好奇心を刺激され、コントで笑う番組はなかなかない。
たとえばナポレオン編では、丸鶏とまだ青いバナナが用意される。これをどう食べたのか。作ったのは「マレンゴ風チキン」という鶏肉の煮込み料理。ナポレオンがイタリアの「マレンゴの戦い」で勝利した祝いで食べたものだという。トリュフも散らされて、原田泰造も「うまいっ!」。
と、ここで解説担当の漫画家ヤマザキマリが「ナポレオンはウソだらけ!」と言い放つ。自分で新聞を作って武勇伝をでっち上げ、白馬にまたがった肖像画もホンモノとは大違いという。なるほど別の絵では、ロバに乗る肥満で猫背のしょぼくれたオヤジだ。
失脚して大西洋の孤島に流されてからは、島で取れるものしか食べられず、それが青いバナナの揚げ物だった。名倉潤はまずそうにのみ込む。食べ物で盛衰を際立たせる巧みな演出である。


















