子どもに「サングラス」は必要か…眼科6団体が意見書を発信
8月下旬に、眼科6団体(※)が「子供のサングラスに関する通知」を全国の眼科及びマスコミ各社に送信しました。多くの人に知っていただきたい内容だったので、この連載でもお伝えしたいと思います。
まず、この通知の意図についてです。前日本眼科学会理事長の大鹿哲郎先生にお話をうかがったところ、「最近の紫外線対策の過剰な防御意識によって、学校でも色つきサングラスをかけさせたい親御さんと、それを認める学校が散見されています。この状況を踏まえて、『眼科関連の団体から正式な意見書を出すべきだ』となり、作成しました」とのことでした。
つまり、「紫外線対策は重要だが、過度な防御は不要」という内容を伝えるための文書であるということです。実際の通知内容をまとめながらお話しします。
大前提としてあるのは「目を紫外線から守る」ということです。それを踏まえたうえで通知にはこのように書かれています。
「近年、子どもの紫外線対策や目の健康への関心が高まる中で、学校生活におけるサングラスやカラーレンズ(色付きレンズ)眼鏡の使用について考える機会が増えています。児童生徒の目を紫外線から守ることは大切です。一方で室内を含む学校生活全般を通じて常時サングラスやカラーレンズ眼鏡の着用を一律に推奨する十分な医学的根拠はありません。児童生徒の目の状態や感じ方には個人差があり、使用については、個々の疾患や特性、生活環境を踏まえた配慮が望まれます」


















