シニアな息子と母の介護物語
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(33)「家に戻らせて」…息子の嫁にまで助けを求める母
おかんの抵抗に翻弄されている息子を見かねたのだろう、看護師は作業療法士やソーシャルワーカーにも声を掛け、一緒に話をしようと提案してくれた。ありがたい。お願いします! おかんは大勢が来たことに…
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(32)老健の母親から電話…また、「家に帰る」の振り出しに
有料老人ホームの見学翌日、おかんから電話がかかってきた。今度は何を言われるのだろう。波立った気持ちのまま出ると第一声は「わかる?」だった。そりゃ番号登録しているんだからわかるさ。すると、少し間をあけ…
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(31)施設見学するも…どんどん無口に。そして恨み節炸裂
有料老人ホームの下見は期待外れだった。最後に訪れたCだけは入所者の笑顔を見る機会があったけれど、ほかはおかんにダメ出しされるだろう。とはいえ、老健に入所してすでに2カ月。早ければあと1カ月で退所を打…
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(30)下見は大事だと痛感…介護施設は千差万別
認知的な問題が見え始めているとはいえ、おかんの「施設は嫌だ。自宅に戻らせろ」の意志はとてつもなく固い。そこを何とか説得し、候補施設の見学に行くことは承諾してもらったけれど、奇跡でも起きない限り一刀両…
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(29)問題が現実的になり「介護の沙汰も金次第」を実感する
介護問題が現実的になって初めて、親の年金や貯金の額を知る人が少なくないという。我が家もそう。預かった2冊の通帳と自宅にあった保険証書などを読み解くことで把握することができた。 それによると年…
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(28)「サ高住」を見学…想像と現実の差は大きかった
サ高住の見学を渋々OKしてくれたおかん。それが本心じゃないことはよくわかっていたけれど、老健に居られる時間は限られている。一刻も早く候補を絞り、見学でおかんがマイナスイメージを持たないよう下調べを入…
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(27)「サ高住」見学の約束を取り付けるだけで疲労困憊
老健の生活は緩い時間が流れている。高齢の要介護者ばかりなので、回復期病棟のような活発な人の動きはほとんどない。各種レクリエーションも介護度の高い人に合わせる傾向が強く、「自分は元気」と思っているおか…
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(26)親が医療保険に加入しているか…必ず確認しておくべし!
老健も病院と同様、部屋によって料金が大きく変わる。入所した施設の場合、4人部屋、2人部屋、個室があり、お願いしたのは4人部屋。1カ月あたりの料金は総額約13万円と聞いていた。それが個室だといくらにな…
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(25)老健への移動日の“サプライズ”に満足そうに顔をほこらばせた
おかんの抵抗を病院のソーシャルワーカーに相談した数日後、「不安はあるようですが、落ち着いてきましたよ」とのメールが届いた。病棟スタッフたちが上手に説得してくれたようで、老健への移動日も決まったという…
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(24)「やりたいことができない」「自殺したいよ!」…母の言葉にトゲが増えていく
前回の外出が楽しかったのだろう。その後おかんは「買い物に行きたい」と口にする機会が増えた。行き先はショッピングセンターがほとんどだ。目的を聞くと「外出用の帽子や服が欲しい」「化粧品を揃えたい」。退院…
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(23)やっと帰ってこれたよ…3カ月半ぶりに自宅に戻った母の呟き
およそ3カ月半ぶりの外出になるおかんは出発時に硬い表情があったものの、お気に入りのパン屋で買い物をするとニコニコ顔に変わっていた。車の中に甘いパンの香りが充満する中、つまみ食いまで始めた。 「…
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(22)「先は長くないから好きにさせて」…返す言葉がなかった
「家に帰りたい。長い間留守にしているので心配で心配で」 予想通り、おかんの心の中は家のことでいっぱいだった。 さすがにこれを拒否することはできない。けれど、連れて行ったら「病院に戻らな…
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(21)「どうせ死ぬんだから」…もやもやしつつ、やんわり諭すと…
回復期リハビリテーション病棟での生活が1カ月ほど過ぎた。連日のリハビリのおかげでおかんの体力は徐々に戻ってきている。本人もそれは自覚しているようで、面会に行くたび自宅がどのような状態なのか、大切に育…
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(20)「自宅に戻るのは厳しい」という医師の言葉に落ち込んだ
回復期リハビリテーション病棟入院から17日目。おかんの回復状態や今後の見通しを聞く日がやってきた。正直なところ、あまりよい話にならないだろうと予想しつつ面談室に入ると、入院前の時と同様、担当の整形外…
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(19)しっかりしている部分とそうでない部分が混在し…
「夜中に突然看護師さんが来たの。ものすごくビックリして眠れなかった」 おかんが声を潜めて話し出した内容は、病棟では当たり前に行われている「夜間巡回」のことだった。それって普通でしょ。前の病院で…
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(18)母親のパンツ選びは還暦を過ぎた息子じゃ無理
回復期リハビリテーション病棟におかんを入院させて数日後、病院から電話がかかってきた。嫌な予感がしつつ出ると、「お母さまの下着類が少ないようです。近いうちに持ってきていただけませんか」。 なん…
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(17)やっぱりそうなのか…寂しい気持ちで病院を後にした
腰椎圧迫骨折治療のための入院から34日目(発症から50日目)、おかんを回復期リハビリテーション病棟を備えるB病院に転院させる日がやってきた。当日は兄と共に迎えに行き、車で連れて行った。 「早く…
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(16)かたや面談で2160円、かたや無料…行って納得の病院の値段の差
入院14日目。おかんの腰椎圧迫骨折発症から30日が経過したところで「B病院、C病院共に受け入れ可能」と連絡が入った。回復期リハビリ病棟への転院の件だ。どちらも担当スタッフと患者家族が今後の方針などを…
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(15)骨粗しょう症だなんて聞いてないよ! もっと早くわかっていれば…
おかんの入院付き添いは近隣に住む兄に任せ、当日昼には「完了した」との連絡が入った。その中に気になる報告が2つ含まれていた。1つは入院前日の早朝5時ごろ「足が痛い」とおかんが兄に電話していたこと。しか…
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(14)母が口にした…まさか、まさかのタンス預金
2日後から入院することが決まったおかんが、ひと呼吸おいて話しだした内容は驚くべきものだった。 「家に通帳やお金が置いてあるの。留守にしているとそれが心配で」 「それだったら俺と兄貴で預か…
