シニアな息子と母の介護物語
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(27)「サ高住」見学の約束を取り付けるだけで疲労困憊
老健の生活は緩い時間が流れている。高齢の要介護者ばかりなので、回復期病棟のような活発な人の動きはほとんどない。各種レクリエーションも介護度の高い人に合わせる傾向が強く、「自分は元気」と思っているおか…
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(26)親が医療保険に加入しているか…必ず確認しておくべし!
老健も病院と同様、部屋によって料金が大きく変わる。入所した施設の場合、4人部屋、2人部屋、個室があり、お願いしたのは4人部屋。1カ月あたりの料金は総額約13万円と聞いていた。それが個室だといくらにな…
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(25)老健への移動日の“サプライズ”に満足そうに顔をほこらばせた
おかんの抵抗を病院のソーシャルワーカーに相談した数日後、「不安はあるようですが、落ち着いてきましたよ」とのメールが届いた。病棟スタッフたちが上手に説得してくれたようで、老健への移動日も決まったという…
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(24)「やりたいことができない」「自殺したいよ!」…母の言葉にトゲが増えていく
前回の外出が楽しかったのだろう。その後おかんは「買い物に行きたい」と口にする機会が増えた。行き先はショッピングセンターがほとんどだ。目的を聞くと「外出用の帽子や服が欲しい」「化粧品を揃えたい」。退院…
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(23)やっと帰ってこれたよ…3カ月半ぶりに自宅に戻った母の呟き
およそ3カ月半ぶりの外出になるおかんは出発時に硬い表情があったものの、お気に入りのパン屋で買い物をするとニコニコ顔に変わっていた。車の中に甘いパンの香りが充満する中、つまみ食いまで始めた。 「…
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(22)「先は長くないから好きにさせて」…返す言葉がなかった
「家に帰りたい。長い間留守にしているので心配で心配で」 予想通り、おかんの心の中は家のことでいっぱいだった。 さすがにこれを拒否することはできない。けれど、連れて行ったら「病院に戻らな…
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(21)「どうせ死ぬんだから」…もやもやしつつ、やんわり諭すと…
回復期リハビリテーション病棟での生活が1カ月ほど過ぎた。連日のリハビリのおかげでおかんの体力は徐々に戻ってきている。本人もそれは自覚しているようで、面会に行くたび自宅がどのような状態なのか、大切に育…
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(20)「自宅に戻るのは厳しい」という医師の言葉に落ち込んだ
回復期リハビリテーション病棟入院から17日目。おかんの回復状態や今後の見通しを聞く日がやってきた。正直なところ、あまりよい話にならないだろうと予想しつつ面談室に入ると、入院前の時と同様、担当の整形外…
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(19)しっかりしている部分とそうでない部分が混在し…
「夜中に突然看護師さんが来たの。ものすごくビックリして眠れなかった」 おかんが声を潜めて話し出した内容は、病棟では当たり前に行われている「夜間巡回」のことだった。それって普通でしょ。前の病院で…
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(18)母親のパンツ選びは還暦を過ぎた息子じゃ無理
回復期リハビリテーション病棟におかんを入院させて数日後、病院から電話がかかってきた。嫌な予感がしつつ出ると、「お母さまの下着類が少ないようです。近いうちに持ってきていただけませんか」。 なん…
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(17)やっぱりそうなのか…寂しい気持ちで病院を後にした
腰椎圧迫骨折治療のための入院から34日目(発症から50日目)、おかんを回復期リハビリテーション病棟を備えるB病院に転院させる日がやってきた。当日は兄と共に迎えに行き、車で連れて行った。 「早く…
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(16)かたや面談で2160円、かたや無料…行って納得の病院の値段の差
入院14日目。おかんの腰椎圧迫骨折発症から30日が経過したところで「B病院、C病院共に受け入れ可能」と連絡が入った。回復期リハビリ病棟への転院の件だ。どちらも担当スタッフと患者家族が今後の方針などを…
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(15)骨粗しょう症だなんて聞いてないよ! もっと早くわかっていれば…
おかんの入院付き添いは近隣に住む兄に任せ、当日昼には「完了した」との連絡が入った。その中に気になる報告が2つ含まれていた。1つは入院前日の早朝5時ごろ「足が痛い」とおかんが兄に電話していたこと。しか…
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(14)母が口にした…まさか、まさかのタンス預金
2日後から入院することが決まったおかんが、ひと呼吸おいて話しだした内容は驚くべきものだった。 「家に通帳やお金が置いてあるの。留守にしているとそれが心配で」 「それだったら俺と兄貴で預か…
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(13)腰椎圧迫骨折治療のコルセット作りは、思いのほか大変
MRI検査でおかんの腰椎圧迫骨折が確定した日、担当医が提案したのはコルセットの装着だった。治療法としてポピュラーなものらしく、後日しっかり採寸した後、義肢装具士に作ってもらう必要があるという。 …
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(12)初めての要介護認定調査とMRI…昭和1ケタ女は強かった
回復期リハビリテーション病棟の候補を決めた翌朝は、ショートステイの居室で介護認定の訪問調査が行われた。入居初日に激しい抵抗があったことが頭から離れない息子としては、おかんが調査員に敵意を持たないか心…
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(11)リハビリ病院選びでは「スタッフの若さ」にこだわった
おかんのリハビリを任せられる回復期リハビリテーション病棟はどこなのか。3つの候補をこの目で見てきた結果、B病院は合格。C病院は補欠扱い、A病院は論外との結論に達した。 手術や投薬のための入院…
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(10)同じ回復期リハビリテーション病棟でも大きな違いがある
深夜に電話がかかってきた翌日。車で1時間かけ、おかんの様子をこの目で確かめようとショートステイに足を運んだ。部屋に入ると少し笑みを浮かべ、「あぁ、来たの」と歓迎姿勢を見せてくれた。ちょっと気が楽にな…
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(9)「足が、痛いよ」…母からの深夜の電話に不安が募る
おかんがショートステイで暮らし始めて3日が過ぎた。少しは慣れてくれただろうか。気になっているものの初日の強烈な抵抗と罵声が心の中に残っていて、電話をかけることを躊躇していた。 その代わり近く…
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(8)大丈夫と思い込んでいる親を説得するのは、専門家でも難しい
やっとの思いでおかんをショートステイに入居させた日の夜、旧知の管理栄養士から誘われていた「サルコペニア・フレイル」の勉強会に参加した。講師はこの分野では有名な先生で、以前から話を聞いてみたいと思って…
