鈴木宣弘東京大学教授

１９５８年、三重県生まれ。８２年東大農学部卒。農水省、九州大学教授を経て、０６年から東大教授。専門は農業経済学。「食の戦争」（文芸春秋）、「悪夢の食卓」（角川書店）など著書多数。

TPPのウソ<3>日本の食の安全基準は何ら影響を受けない

公開日：2016/10/27 17:00　更新日：2016/11/05 14:53

　ＴＰＰでは食品の安全性について、国際的な安全基準（ＳＰＳ協定）の順守を規定しているだけだから、日本の安全基準が影響を受けることはない。政府はこうした見解を出しているが、これも間違いである。米国は、「日本は科学的根拠に基づかない国際基準以上の厳しい措置を採用している。これをＳＰＳ…

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