著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「占領下の日本社会」(37)戦勝国は日本が提案した「戦犯自主裁判」をなぜ嫌ったのか

公開日: 更新日:
ドイツ南部ニュルンベルクの国際軍事裁判(1945年11月1日) (C)Sputnik/共同通信イメージズ

 この戦犯自主裁判について、補足して語っておかなければならないことがある。

 敗戦前、アメリカ、イギリス、中国の3カ国の指導者名でポツダム宣言が発せられ、日本にこれを受け止めるよう迫った。日本はこれに対して、国体護持など4点が曖昧であるとして、中立国のスウェーデンを通してア… 

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