引退戦延期の菱田アーテルアストレアが有終の美を飾る~園田競馬

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第2回 兵庫女王盃は4月3日木曜日 16時5分発走予定

 ◎アーテルアストレアにとって、正真正銘のラストランだ。

 当初は6歳初戦の前走、フェブラリーS(⑨着)が最終戦の予定も、「オーナーが是非、最後に菱田騎手を乗せたい」(橋口師)で現役を続行。この園田に照準を合わせてきた。

 3月19日にCウッドで6F82秒9、12秒0を出し、先週は3頭併せで82秒4、11秒8。GⅠの前走を凌ぐ時計だから6歳で完成されてきた。

 確かに、左回りに良績は多いものの、昨年のこのレースは向正面から動いて②着連対し、同じ右回りの秋大井のレディスプレリュードも直線は伸びての③着とより脚は使えた。キャリアとともに対応できている。繁殖への花道を勝利で飾っていい。

 対抗のテンカジョウは、デビューから4戦3勝で挑んだ昨秋の船橋・マリーンCで5馬身差の圧勝。初タイトルを手にした。

 その後も佐賀・JBCレディスクラシックでは③着し、今年の船橋・クイーン賞では、2走前に4馬身強と離された②着アンモシエラに半馬身と迫ったから地力強化中だ。今回は初斤量となる56㌔がポイント。前2走は53㌔、54.5㌔で斤量増が鍵となる。

 昨年の勝ち馬が▲ライオットガール。以降は交流重賞で④⑤⑤④着と大崩れがない。

 ただし、今回は2月の船橋・クイーン賞を左後肢跛行で取消ての一戦。先々週、先週のCウッド併せで追い込んできたが、順調だった昨年ほどまでには感じないため3番手とする。

 以下、中央勢で先行力のあるアンデスビエントに、前走の高知・レジーナディンヴェルノ賞を快勝した道営馬サンオークレアに、昨年の⑥着で地元スマイルミーシャが続くとみる。

 第2回の兵庫女王盃は木曜日の16時5分に発走予定だ。
◎アーテルアストレア
○テンカジョウ
▲ライオットガール
注アンデスビエント
△サンオークレア
△スマイルミーシャ

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