広陵が初戦突破も“集団暴行事件”に付きまとう疑惑…被害生徒の保護者は「事実関係に誤り」と抗議

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「いろんなことでご心配をおかけした。選手がよく頑張ってくれたと思います」

 7日の初戦、旭川志峯(北北海道)を3-1で下した広陵広島)の中井哲之監督(63)は、神妙な表情で試合を振り返った。

 広島大会中のSNSの投稿により、一気に拡散された下級生部員に対する“集団暴行事件”。部内のルールを破ったという理由で、複数の上級生から暴行を受けた被害部員は転校を余儀なくされたとされる。

 同校は6日になって、今年1月に寮内で当時2年生だった部員4人による暴力行為があったことを認め、事態を把握した時点で高野連に報告したと説明。報告を受けた高野連は3月5日に審議委員会を開いたうえで、広陵を厳重注意措置とし、当該部員4人に対し「事件判明日から1カ月以内に開催される公式戦への出場を認めない」との処分を下した。

 高野連も学校もすでに解決済みの事案との認識で、SNSなどでは広陵の出場辞退を求める声が噴出する中、この日の初戦を迎えていた。

 事情を知る関係者がこう言う。

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