【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦
5日に開幕する夏の甲子園大会の組み合わせ抽選会が昨3日に行われ、初戦の対戦相手が決まった。春夏連覇を狙う横浜は敦賀気比、夏連覇を目指す京都国際は今春センバツ4強で優勝候補の一角・健大高崎と激突する。好カードが目白押しとなった初戦24試合の勝敗を占った。
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【第1日 5日】第1試合は最速149キロ右腕の森下を擁する創成館が昨夏の甲子園で大阪桐蔭を撃破した小松大谷との開幕戦を制す。
【第2日 6日】第1試合はMAX147キロで20イニング計25奪三振の左腕・吉川ら投手力の高い仙台育英が鳥取城北を倒す。第2試合は開星が宮崎商に勝つ。第3試合は金足農と沖縄尚学が激突。高校野球雑誌「ホームラン」の元編集長・戸田道男氏はこうみる。
「沖縄尚学の最速150キロ左腕、2年生エースの末吉がセンバツから成長。直球と130キロ台後半の高速スライダーで沖縄大会5試合29イニングで40奪三振と圧倒的な力を見せました。5試合で無失策の堅守も武器。全国で最も早い7月13日に代表が決まり休養十分。昔は間隔が空きすぎるといわれましたが、酷暑の今の時代、間隔が空いた方が投手の疲労が抜けるため、有利といえます。オリックスの吉田輝星の弟で2年連続出場の金足農のエース大輝もMAX146キロでプロ注目ですが、総合力で上回る沖縄尚学が優位でしょう」
第4試合は天理が鳴門を下す。