大谷翔平を待ち受ける“低予算最強”ブルワーズ…リーグ随一の投手陣とアタマを使った超攻撃野球の壁
ブルワーズの攻撃に関しては特色がある。
総得点832は、同地区のカブスに次ぐリーグ2位。一発攻勢のドジャースに対し、チーム本塁打154はリーグワースト。リーグトップのチーム打率.258と、リーグ4位の盗塁数162が示すように、単打と足を絡めた攻撃によって得点を稼いでいるのだ。
昨季のレギュラーシーズンはドジャースに6勝負けなしも、リーグ優勝決定シリーズでは4タテを食らった。大谷の1試合3発など、短期決戦で効果を発揮する一発攻勢にやられた。今年のレギュラーシーズンも、ドジャースには4勝3敗と勝ち越しているが……。
特派員のひとりがこう言った。
「レギュラーシーズン終了時の40人枠の総年俸がナンバーワンのドジャースに対し、ブルワーズは23位。スター選手をかき集めるドジャースに対して、ブルワーズは低予算ながらドラフトと育成と選手のやりくりによってコンスタントに好成績を維持している。今年で4年連続地区優勝、ここ9年間で8回、プレーオフに進出しています。それもこれも2015年からGM補佐、20年からGMを務めるマット・アーノルドの存在が大きい。レイズのフロント時代は現ドジャースのフリードマン編成本部長の薫陶を受けながら、育成やスカウト部門を強化するためのキャリアを積んだ。中でも投手の育成、他球団から獲得した投手の再生には定評がある。昨年はドジャースの一発攻勢にやられただけに、今年こそと知恵を絞っていると聞きました」
大谷封じにも目の色を変えてくるというのだ。


















