ソフトバンク圧倒的な組織力のウラに「小久保監督の逆境」と「球団の太い背骨」
そんな指揮官を支えているのが、球団の太い“背骨”だ。
「小久保監督は現役時代から盟友の城島CBOと強固なタッグを組んでおり、2人は王球団会長を尊敬。そして孫正義オーナーは王球団会長を全面的に信頼している。親会社のトップから球団、現場まで『チーム強化』という一点においてスムーズな意思疎通が図れる。正捕手候補の海野が打撃で苦戦していると、5月にDeNAの正捕手・山本を尾形・井上の2対1トレードで獲得。DeNAも『本当に尾形をくれるんですか?』と驚いたくらい、動きが早かった」(前出OB)
ソフトバンクといえば潤沢な資金を使った大補強が多いが、今季は目立った補強といえば3年15億円の、台湾右腕・徐若熙のみ。その徐がケガでロクに働けず、日本ハムにFA移籍した有原の穴埋めが期待されていたスチュワートも不調。それでも大津、松本が12勝すると、これまでじっくり育ててきた高卒3年目の前田悠も12勝。選手育成も滞りがない。
ちなみに3連敗の屈辱を喫した日本ハム・新庄監督は「完敗です」とシャッポを脱ぎつつ、「バッターは調子が悪いからといってコロコロとフォームを変えずに……」などと、自軍選手を腐すことも忘れずに球場を後にした。


















