立命大・有馬伽久は大勝負も楽しむ快腕 「10者連続奪三振」以上にうなった明大戦の一幕
立命大・有馬伽久投手を語るうえで、よく引き合いに出されるのが、昨秋の明治神宮大会1回戦・東農大北海道オホーツク戦での快投である。
六回からリリーフした有馬投手。145キロの速球とスライダー、チェンジアップを、左腕から猛烈な腕の振りで投げ下ろし、なんと10者連続奪三振をやってのけたから驚いた。
少々の実力差はあったようだが、速球には振り遅れ、変化球にはスイングを崩されて、とにかくバットに当たらないのだから、有馬投手の投げるボールがいかに「生きた球質」だったのか……。
しかしながら、私には、次の明大戦こそが、有馬投手の本当の「本領発揮」に見えていた。
2点リードされた四回途中からリリーフに上がった有馬投手は、最終回までの6イニングあまりをわずか2安打1四球の無失点に抑え、6三振を奪った。
ロッテ2位指名の毛利海大投手を向こうに回し、がっぷり四つの大奮投。一歩も引かない熱投で劣勢の試合をひっくり返し、逆転勝利への流れをつくってみせたのだから、思わず「お見事!」とうなってしまった。


















