巻頭特集
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こうして劣化と凋落が続いていく 岸田政権が無風で続けば静かに沈没
「プライム市場上場企業について、2030年までに女性役員比率を30%以上とすることを目指します」 27日、首相官邸で開かれた男女共同参画会議で、岸田首相はこう宣言した。東京証券取引所の最上位市…
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低支持率が招く全体主義 この国に蔓延するエセ民主主義の深刻
「非核三原則や専守防衛の堅持、平和国家としての歩みを変えるものではない」「防衛装備品の海外への移転は、特にインド太平洋地域における平和と安定のために望ましい安全保障環境の創出や、侵略を受けている国への…
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自民辛勝…でも何も変わらない いつも惜敗の野党に国民の苛立ちと絶望
投票所に足を運ぶのがアホらしくなる気持ちは分かる。先日の統一地方選の後半戦、同時実施された衆参5補選の投票率は低かった。市議選、町村長選、町村議選で過去最低を記録。岸田政権に対する「中間評価」と位置…
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山口2区の接戦をどう見るか 上から下まで世襲政党、自民党政権のままでいいのか
「波乱」も予想された衆参5つの補欠選挙は、結局、自民党の「4勝1敗」で終わった。 勝敗ラインを「3勝2敗」としていた自民党は大喜びだ。さっそく、茂木幹事長は「5つの選挙区で4つ取ることができた…
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衆参補選は自民の4勝1敗 「歴史の分岐点」にこの結末と今後【後編】
「自民以外に託してみようとの雰囲気が、かなり大きなうねりとなった」──。「自民VS維新」の構図となった和歌山1区は激戦の末、維新新人の林佑美氏(41)が自民の門博文前衆院議員(57)に勝利。接戦を制し…
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衆参補選は自民の4勝1敗 「歴史の分岐点」にこの結末と今後【前編】
23日行われた衆参5補選は、この国の行く末を決める大事な選挙だった。 岸田政権は“安倍流”を引き継ぎ、閣議決定で何でも決める国会軽視と政治の私物化、そして米国隷属を恥じることなく進めている。…
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統一地方選挙、衆参補選 自民に勝たせたらこの国は万事休す
衆参5つの補欠選挙と統一地方選・後半戦の投開票日があす(23日)に迫った。とりわけ衆参5補選は岸田首相への「中間評価」。この政権でも顕著な「政治の私物化」「権力の乱用」にノーを突きつけるチャンスだ。…
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補選の重大注目点 世襲・岸信千世の当落と、この国の民主主義の行方
衆院補欠選挙が行われている和歌山県で、岸田首相の演説直前に爆発物が投げ込まれた事件は、威力業務妨害容疑で逮捕された木村隆二容疑者(24)が黙秘を続け、一番の関心事である動機がいまだ分かっていない。大…
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閣議決定暴政を許すのか 国の行方を左右する衆参補選、激戦区の攻防
4月23日に投開票される、衆参5つの補欠選挙は、予想を超える大接戦となっている。 自民党は勝敗ラインを「3勝2敗」としているが、「全勝」しても、逆に「全敗」してもおかしくない状況だ。自民党が…
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ドイツは脱原発を完了 首相襲撃にかき消された「原発汚染水」を巡る国際会議の大混乱
大メディアが連日、岸田首相の襲撃事件ばかり報じているために気付いていない国民もいるのではないか。ほとんど黙殺扱いされていると言っていい「ドイツの脱原発完了」のニュースのことだ。 ドイツは原発…
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この国の防衛はわからないことだらけ 陸自ヘリ墜落で残された超低空飛行の謎
沖縄県の宮古島付近で10人が搭乗した陸上自衛隊UH60JAヘリコプターが消息を絶った事故発生から12日。自衛隊や海上保安庁などが懸命の捜索活動を続ける中、17日までに宮古島の西隣にある伊良部島の北約…
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パフォーマンスサミットにも暗雲 首相襲撃は24歳、単独犯の不気味と不可解
あの悪夢が再び現実となる寸前だった。15日午前、和歌山市の雑賀崎漁港で岸田首相が衆院補選の応援演説を行う直前、聴衆の中から筒状の物体が投げ込まれた。 約50秒後に大きな爆発音が響き、現場は騒…
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Jアラートは大丈夫か いよいよ漫画的になってきた対北朝鮮ミサイル防衛
どこまで役立たずなのか。「Jアラート」のポンコツぶりには、さすがに多くの国民が「またかよ」と呆れ返っているに違いない。 北朝鮮が弾道ミサイルを発射した13日朝、日本政府はJアラートを発出し「…
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誰の失政でこうなったのか自民党 少子化対策で社会保障にしわ寄せなら下野が当然
13日のJアラート(全国瞬時警報システム)には肝を冷やした。核・ミサイル開発を強行する北朝鮮が午前7時22分ごろ、少なくとも1発のICBM(大陸間弾道ミサイル)級のミサイルを日本海側へ発射。それから…
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衆参5補選の重大争点をてんで報じない 大メディアの罪はデカい
衆院4選挙区の補欠選挙が11日、告示され、既に選挙戦が始まっている参院大分選挙区補選とともに23日に投開票される。 衆院補選は、政治資金規正法違反事件で薗浦元衆院議員=自民離党=が議員辞職し…
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選挙が終われば軍拡一直線 今度の衆参補選は「歴史の暗転」の分岐点
11日、衆院4補選が告示され、6日に告示された参院大分選挙区の補選と合わせ、5補選が23日に投開票日を迎える。 この補選は、岸田政権の「中間評価」という位置づけになる。政府の物価高対策や“異…
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野党と言えない維新の躍進 ロクでもないことになる予感
9日投票が行われた統一地方選挙の前半戦、日本維新の会の躍進が際立った。 お膝元の大阪では、府知事と市長のダブル選挙を大阪維新の会が圧勝で制したほか、府議会と市議会でも過半数を獲得。注目された…
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本番は次の補選だが下馬評通りの統一選 圧政、暴政に麻痺してきたか、選挙民
統一地方選の前半戦は下馬評通りの結果だった。9日、午後7時58分から特番を組んだNHKは15の首長選をすべて「ゼロ打ち」。投票箱のフタが閉められた午後8時ちょうどに当確を出した。次点以下に大差をつけ…
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陸自ヘリ不明に緊張感の欠片もなし 岸田首相はその時、ブラック料亭
何もすぐ官邸に戻れと言っているわけではないが、ちょっと緊張感がなさすぎやしないか。沖縄県の宮古島付近で、6日に陸上自衛隊のヘリコプターが行方不明となった際の岸田首相の行動のことだ。 7日、周…
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社会保険料という実質増税 とことんフザけている自民党の少子化対策
それで国民を騙せると、本気で思っているのか。 岸田政権が掲げる「異次元の少子化対策」。その財源をどう捻出するのか、7日から首相が議長をつとめる「こども未来戦略会議」で話し合われる。政府が発表…