巻頭特集
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物価対策も一時しのぎ 自民党政権ではいつまでたってもゼロ成長
「何の反省もありませんし、負の遺産だとも思っていません」──。不愉快そうな表情でそう答えたのは日銀の黒田総裁だ。10日の金融政策決定会合後の記者会見。来月8日に任期満了を迎える黒田にとって最後の定例会…
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一番組だろうが局全体であろうが番組への政治介入は言語道断
連日、総務省の内部文書をめぐる問題が報じられ、テレビ画面に高市経済安保相の顔が映らない日はない。 この文書には、安倍政権下の2014年から15年にかけ、放送法が定める「政治的公平性」の解釈変…
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高市大臣をクビにできない岸田首相も同じムジナ 当事者の証人喚問以外なし
どうやら、高市早苗経済安保相は、最後まで「知らぬ存ぜぬ」「捏造だ」──で押し通すつもりらしい。 さすがに、松本剛明総務相も「すべて総務省の行政文書だ」と認めざるを得なかった、いわゆる総務省の…
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松本総務相は膿を出し切れるのか 元首相補佐官、総務省幹部の証人喚問が絶対必要
そりゃあそうだろう。文書の体裁や細かな質疑のやりとりが克明に記されている時点で、誰がどう見てもホンモノだった。 放送法が定めた番組の政治的公平性の解釈を巡り、安倍政権下の首相官邸と総務省との…
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批判的なコメンテーターは今や皆無 自民党政権の言論弾圧“黒歴史”
第2次安倍政権以降、権力は公然と大手メディアに圧力をかけ、萎縮したメディアによる忖度は常態化し、「権力の監視」は骨抜きにされた。大きな転換点となったのが、2015年5月に示された放送法の政治的公平性…
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さながら圧力団体 異次元緩和の非を認めない安倍派の異様
「アベノミクスは失敗ではありません。もし失敗して経済が悪くなっているのなら、われわれはとっくに選挙に大敗して政権を失っている」──。日曜の朝っぱらから、自民党の世耕弘成参院幹事長が吠えていた。 …
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メディア恫喝政権の釈明も怪しい 放送法めぐる内部文書大騒動
言論弾圧の「証拠文書」なのか、それとも「第2の偽メール事件」なのか──。3日の国会は、総務省が作成したとされる「内部文書」をめぐって大荒れだった。 立憲民主党の小西洋之参院議員が入手した総務…
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何も答えない岸田首相 デタラメ予算案が衆院無風通過の国会茶番
いったい、こんな“茶番国会”が許されるのか。税金ドロボーと叫びたくなる国民もいるだろう。 一般会計で114兆円超という過去最大の2023年度予算案を、衆院がいともアッサリ「無風通過」させてし…
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この国に大きなイベントをやる資格なし 大阪万博でも談合五輪と酷似の闇
「平和の祭典」の中身は結局、汚いカネにまみれた「どす黒いイベント」だった。 公正取引委員会の刑事告発を受け、2月28日、東京地検特捜部が独禁法違反(不当な取引制限)罪で、大手広告会社などを起訴…
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G7議長国とやらの正体 ウクライナにのめり込みトルコには冷酷
「本年のG7議長国としてウクライナ問題に対する結束を主導していく」 「日本は今年から国連安保理非常任理事国も務めている」──。 最近やたらとこうアピールして、国際社会のリーダー気取りの岸…
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岸田政権が低支持率で安定 軍拡と原発のデタラメを報じない大メディアの大罪
一般会計総額が過去最大の114兆3812億円となる2023年度予算案が28日、与党の賛成多数で可決され、衆院を通過。憲法の衆院優越規定に基づき、年度内成立が確実となった。28日午前の衆院予算委員会で…
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ウクライナで目くらまし 41年ぶりの物価高に政府・日銀の無力・無能
花粉の飛散と暖かな日差しに本格的な春の到来を実感する季節だが、物価高で懐は寒い。国民の暮らしは深刻化する一方だ。 総務省が24日に発表した1月の消費者物価指数は、変動の大きい生鮮食品を除く総…
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次から次へとふざけた話 五輪談合、一網打尽で断罪が必要
どこまで甘い汁を吸っていたのか。次から次に明らかになる「東京五輪」のデタラメな税金の使われ方に、さすがに国民も怒り心頭だろう。 「特命随意件数 競争の1.5倍」──毎日新聞(23日付)のスクー…
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出遅れた岸田首相 ウクライナ訪問に前のめりになる愚
ロシアがウクライナに軍事侵攻を開始してから、24日で丸1年。岸田首相が焦燥感を募らせている。バイデン米大統領が20日にウクライナを電撃訪問。主要7カ国(G7)のうち、首脳が未訪問なのは日本のみとなっ…
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頭にあるのはトマホークだけ 岸田政権に少子化対策などやる気なし
岸田首相が年頭記者会見で「異次元の少子化対策に挑戦する」とブチ上げてから2カ月近く経ったが、雲行きはどんどん怪しくなっている。人口減少と国力低下はイコールだ。無論、経済力の浮沈にも直結する。自民党を…
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GDP世界3位転落目前 自民党政権を続けさせたら凋落するだけ
「安いニッポン」「先進国で唯一ゼロ成長」「賃金の上がらない国」──。そんなうれしくない代名詞が定着し、日本が“貧しい国”へと転落しつつあることを、国民もだんだん分かってきた。それでも、あらためて具体的…
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共産党も何やってんだか 岸田暴政、野党のふがいなさに国民の苛立ち
通常国会の召集から、20日で4週間。国会の審議は驚くほど低調だ。理由は単純明快。野党の追及不足に尽きる。 今国会で印象に残っている野党議員は1月31日の衆院予算委員会で質問に立った立憲民主の…
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異次元緩和の修正など出来るのか やるなら歴代政権と黒田日銀の断罪が先
恐らく政権サイドのリークなのだろう。4月8日に任期満了となる黒田日銀総裁の後任に、経済学者の植田和男氏をサプライズ起用した舞台裏についての報道が盛んに流されている。 昨年の夏ごろから首相官邸…
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重要な国会審議もスルー つくづく日本を腐らせているのは大メディア
3.11の教訓をどう考えているのか。なぜ、大新聞テレビは、目の前で起きている異常事態を国民に伝えないのか。 とうとう「老朽原発」の稼働期間の大幅延長が決定されそうな雲行きだ。現在、原発の稼働…
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加速する岸田暴政 トマホーク500発一括購入は百害あって一利なし
「日本は客観的かつ公正な立場を維持し、米国の大げさな騒ぎに追随しないでほしい」 中国外務省の汪文斌副報道局長が14日の記者会見で、日本政府に対して自制を求めた「怪しい気球」をめぐる問題。米国は…