巻頭特集
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世界のリーダー気取りで陶酔の危うさ 岸田首相に広島サミットをやらせるな
新年度予算があっさりと成立し、後半国会では「防衛増税」が大きなテーマになりそうだ。 防衛費の増額に必要な財源確保法案が6日の本会議で審議入り。これに対し、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党…
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有権者は投票前に刮目を 岸田空っぽ政権のやっているフリ
岸田政権が前のめりになっている「防衛力強化」を巡る本格的な国会論戦がようやく始まった。 衆院本会議が4日開かれ、岸田首相が冒頭、外交や防衛の指針となる「国家安全保障戦略」、防衛の目標や達成す…
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清志郎さんの時とソックリ 大メディアが報じなかった坂本龍一さんの凄まじい怒りと嘆き
「芸術は長く、人生は短し」──この一節を生前は好んだそうだが、力尽きるには早すぎた。音楽家の坂本龍一さんが亡くなった。71歳だった。 3日の主要各紙はそろって突然の訃報をデカデカと報じたが、紙…
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たたき台のメニューも総花的 少子化放置の自民党が「ラストチャンス」と力む大笑い
新年度に合わせ、4月1日に「こども家庭庁」が発足。3月31日には政府が“異次元の少子化対策”の「たたき台」とやらを発表するなど、岸田政権は子ども・子育て政策への取り組みをアピールしている。 …
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外交で支持率アップ? 改めて岸田しゃもじ訪問の検証が必要
永田町で早期解散説が強まっている。このところ、岸田内閣の支持率が好転し、自民党内からも「今なら勝てる」という声が噴出。支持率が持ち直した理由を大メディアは「ウクライナ電撃訪問など外交で成果を上げた」…
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問われているのは岸田軍拡への審判 統一地方選の争点は明確だ
2023年度予算も、年度末までに処理しなければ国民生活に影響を与える「日切れ法案」も、混乱なく成立。前半国会はシャンシャンで終わった。 30日は後半国会の重要法案の一つ、60年超の原発の運転…
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いくら否定しても消えない「ボロが出ないうちに解散」憶測
2023年度予算が28日、成立したのを機に永田町では通常国会会期末(6月21日)までの衆院解散・総選挙の可能性を指摘する声が一気に高まってきた。 「先送りできない課題に取り組む。今はそれしか考…
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どうしても「戦争する国」にしたい岸田政権「今日のウクライナは明日の東アジア」という国民騙し
さすがに、あの訓示には、ぎょっとした国民も多かったのではないか。 防衛大学校の卒業式(26日)に出席した岸田首相が、中国を念頭に「今日のウクライナは、明日の東アジアかも知れない」「防衛力を抜…
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戦争回避よりも準備に加速 見えてきた岸田首相の危険な正体
通常国会はなんだかんだで政府与党ペースで進み、アッと言う間に折り返しだ。 参院で審議中の2023年度予算案をめぐっては、28日の予算委員会での締めくくり質疑と採決を実施。本会議に緊急上程され…
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「戦争する国」にまっしぐら 対立を煽り軍拡を急ぐ岸田首相でいいのか
また「G7議長国」をアピールだ。岸田首相は26日、防衛大学校の卒業式の訓示で自身のウクライナ訪問に触れ、「ロシアによる侵略の惨劇を直接、目の当たりにし、これを繰り返さないために侵略を一刻も早く止めな…
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選挙前に税金私物化 抜本策ではなくバラマキの姑息と無責任
岸田自民党は、どこまで姑息なのか。「統一地方選」の前半戦が3月23日に告示された。投開票日は4月9日だ。 これまで国民生活を蔑ろにしてきたくせに、選挙直前、岸田政権が税金のバラマキを決定して…
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遠い戦争に前のめり 日本がやるべきはウクライナへの加担なのか
「日本とウクライナの関係はより一層強固なものとなり、G7議長国を務める日本として、ウクライナ侵略への対応を主導する決意を示すことができた」 キーウ電撃訪問から23日早朝戻った岸田首相。午後から…
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証人喚問でケリをつけよ 絶体絶命の高市大臣をめぐる国会審議の珍風景
高市経済安保相は、いつまで空騒ぎを続けるのか。放送法が定める「政治的公平性」の解釈変更に関する総務省の内部文書について、高市は今も「捏造」と主張し続けている。 22日は総務省が追加の調査結果…
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パフォーマンスとバラマキ 岸田首相「電撃ウクライナ訪問」の危うさ、怖さ
外遊中の岸田首相は21日(日本時間)、かねて切望していたウクライナ入りし、首都キーウでゼレンスキー大統領と首脳会談を果たした。岸田は2カ月後に控えるG7広島サミット開催に並々ならぬ意気込みをみせてい…
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財源も示さず選挙用の打ち上げ花火 増税・防衛費倍増 少子化対策 どっちが本気かは歴然だ
何のためにわざわざ記者を集めたのか。岸田首相が17日夕に開いた記者会見の中身のなさに疑問の声が上がっている。 前日の16日には、初訪日した韓国の尹錫悦大統領と首脳会談を行って共同記者会見に臨…
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安倍路線を継承のくせに他人事 高市問題でとことん姑息な岸田首相
放送法の解釈変更をめぐる総務省の文書を「捏造」と断じた高市経済安保相は、まだまだ強気の姿勢を崩そうとしない。17日の会見でも、「捏造」発言について「撤回するつもりはありません」と言い切った。 …
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ダラダラと続く高市騒動 薄っぺらで見苦しい自民党議員の「啖呵」
放送法の政治的公平性の解釈を巡る総務省の行政文書問題で、連日、野党から国会で追及を受けて“火ダルマ状態”となっている高市経済安全保障担当相の口からまた、仰天発言が飛び出した。 15日の参院予…
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牙を抜かれたTV局 高市辞任でも幕引きというわけにはいかない
放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書をめぐり、大立ち回りを演じている高市経済安保担当相がいよいよ土俵際に追い詰められてきた。自身に関わる文書4枚を「捏造」「不正確」と断じて一歩も引かないが…
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歴代政権に唯々諾々 放送法の解釈の前にTV局トップの態度が問題だ
「恥ずかしながら、羽鳥アナウンサーの大ファンで、朝は8時から8時5分までの間は、羽鳥さんの顔をひと目見て出かけるくらいでございます」 いよいよ、詭弁のネタも底をつきたらしい。13日の参院予算委…
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次から次へとデタラメ発覚 側近のチンピラを重用、国民を舐めていた安倍政治
放送法の「政治的公平」に関する行政文書をめぐる問題。その本質は、憲法や放送法が保障する表現の自由に対する不当な政治介入だが、当時総務相だった高市経済安保相が「捏造だ」と言い張るため、岸田政権は調査に…