巻頭特集
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民主主義まで持ち出して安倍国葬 この国を覆う空気の薄気味悪さ
安倍元首相が凶弾に倒れてから1週間足らずの決断だった。岸田首相が14日、首相官邸での記者会見で安倍の「国葬」を今秋に行うと表明した。国会で何ら議論もせず、国民に諮ることもなく、そそくさと決めたことに…
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統一教会と自民党の癒着を暴いてきたのはいつも雑誌・週刊誌
安倍元首相が凶弾に倒れてから1週間が過ぎた。この間に営まれた通夜・葬儀などには一般市民も押し寄せ、テレビなどは今なお安倍報道一色に染まっている。そうした中、14日の会見で岸田首相は、費用を全額国費で…
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日本の闇は自民党政権と不気味な宗教団体の怪しい関係
安倍元首相が銃撃されて亡くなった事件は「民主主義への挑戦」ではなく、宗教にまつわる恨みだったことが明らかになり、政治と宗教の関係がくしくもクローズアップされている。 奈良市内で演説中の安倍を…
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国民の間にも賛否 安倍大勲位を後世の歴史はどう評価
自民党の安倍晋三元首相の葬儀が12日、東京・芝公園の増上寺で執り行われた。 喪主は妻の昭恵氏で、岸田文雄首相らが参列した。その後、安倍の棺を乗せた車は午後2時半ごろに寺を出発。国会議員や党関…
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参院選大勝の岸田首相は安倍「負の遺産」を排除できるか
参院選大勝から一夜明け、自民党総裁として行った11日の岸田首相の記者会見は、随所に凶弾に倒れた安倍元首相についての言葉があふれた。 「世界から愛された偉大なリーダー」 「思いを受け継ぎ、…
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安倍暗殺と自民圧勝 現状追認の選挙結果で歴史が暗転する予感(下)
改選23議席を大きく下回り、17議席にとどまった立憲民主党。野党第1党として与党に大勝を許した責任は重い。 特に問題なのは、前回、前々回と自民に2ケタ敗北をさせてきた1人区だ。今回は野党共闘…
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安倍暗殺と自民圧勝 現状追認の選挙結果で歴史が暗転する予感(中)
もし、大手メディアが、失敗に終わったアベノミクスを客観的に報じていたら、参院選の結果も少しは違ったのではないか。実際、庶民にアベノミクスの恩恵はなかった。プライドの高かった安倍本人も「アベノミクスは…
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安倍暗殺と自民圧勝 現状追認の選挙結果で歴史が暗転する予感(上)
この選挙が歴史の分水嶺だったと、後になって振り返ることになるのだろうか。10日、投開票された参院選は、予想通り自民党の圧勝だった。自民は改選55議席から大きく伸ばして63議席。単独で改選過半数(63…
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安倍元首相暗殺の謎 卑劣な蛮行の背景と混迷政局の今後 (下)
9日の選挙戦最終日。自民党は「暴力に屈しないとの断固たる決意の下、選挙活動は予定通り進める」(茂木幹事長)として遊説を実施。全国の自民候補の街頭演説では安倍の“功績”や“無念”が訴えられている。 …
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安倍元首相暗殺の謎 卑劣な蛮行の背景と混迷政局の今後(中)
白昼の銃撃事件は防げなかったのか。安倍は近鉄大和西大寺駅前のロータリーで演説中に銃撃された。背後の歩道にいた山上がロータリーに入り、安倍の至近距離に近づき、2発、発砲した。 要人の背後を狙う…
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安倍元首相暗殺の謎 卑劣な蛮行の背景と混迷政局の今後(上)
白昼堂々と行われた許しがたい言論弾圧テロは、この国の時計の針を巻き戻してしまうのか。 参院選(10日投開票)が最終盤に入った8日、奈良市内で遊説中だった安倍元首相が凶弾に倒れた。享年67。マ…
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大新聞の選挙予測は当たるのか 物価高に“怒り広がる”日銀調査
参院選の投開票まで残り2日。岸田首相は急激に再拡大する新型コロナ対策そっちのけ。各選挙区を駆けずり回って、行く先々で「国民の皆さんが、物価高騰の中で生活に苦しんでいる、そして未来に不安を抱いている。…
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参院選が下馬評通りに与党安泰なら 野党トップは全員交代
参院選の投開票日(10日)まで残り3日となった。与野党は、メディアや調査会社が行った各選挙区の候補者の優劣について情勢分析。全国32ある「1人区」を中心に激戦となっている選挙区を「重点区」と位置づけ…
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選挙前に正体露呈 チンピラみたいな議員ばかりの自民党
何でも先送りの岸田自民は選挙も“安全運転”で乗り切るつもりだったのだろうが、参院選終盤になって自民党議員が暴言を連発。すっかり馬脚を現してきた。 山際経済再生相が3日の応援演説で「野党の人か…
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【参院選】あるのか、最後の大逆転 “庶民の敵”政権に強まる逆風
節電ポイントのプログラムに72%が「参加するつもりはない」──。 JNNの世論調査(2、3日実施)の結果に、官邸はひっくり返っているんじゃないか。逼迫する電力需給のシワ寄せを家庭に押し付けん…
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サハリン2がいい例だ 誰もが疑い始めた岸田首相の能力
「万全の体制で国民の皆さんの暮らしを守る」 参院選の自民党候補の応援のため、岸田首相が全国行脚だ。ドイツでのG7や、スペインでのNATOの首脳会議から帰国後の1日は沖縄、2日は福井、京都、大阪…
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猛暑に電気代、食費も…岸田政権で庶民は二重苦三重苦
参院選も後半戦。投開票日まで1週間となった。 国政選挙の中盤に異例の欧州外遊に出かけていた岸田首相も、さっそく遊説に復帰。帰国翌日の1日は沖縄県に飛び、米軍普天間飛行場がある宜野湾市の商業施…
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戦犯は暴言幹事長 自壊が続く自民党はどんどん票を減らしている
自民党の圧勝だとみられていた「7.10参院選」。序盤の朝日新聞の情勢調査でも、自民党は現有の「改選55議席」から「66議席」に大きく議席を伸ばすと予測されていた。 ところが選挙戦の後半に突入…
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何をNATOまでノコノコと 岸田首相の恐るべき勘違い
政権交代につながることはないとはいえ、青天井の円安物価高が争点となっている参院選(7月10日投開票)をほっぽり出し、異例の外遊に出ている岸田首相は世界の首脳と連日肩を並べて得意満面だ。ドイツ南部エル…
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庶民はナメられっ放しでいいのか 茂木幹事長の放言には鉄槌を
「そうだ、そうだ!」。27日、札幌市内で行われた共産党の志位和夫委員長の街頭演説の最中、有権者から一段と大きな拍手と声援が飛ぶ場面があった。志位が26日に放送されたNHK「日曜討論」に出演した自民党の…