本で読み解くNEWSの深層
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鉄道七変化
ますます盛り上がる鉄オタブーム。おかげで鉄道本のバラエティーもハンパない。 ◇ 著者は「通勤電車のはなし」など、身近な話題をとりあげた新書も書いている交通評論家だが、ここでは専門の交通…
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DXニューノーマル
近ごろ耳にする「DX」。え? デラックス? なんて言ってると時代に取り残されますゾ。 ◇ DXとは「デジタルトランスフォーメーション」の略。つまりデジタル時代に対応した変革ということだ…
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長くて短いネットの長い歴史
トランプ前大統領のSNSアカウント停止問題などで改めてネットの功罪と歴史が見直されている。 ◇ 著者は中央大の国際情報学部で教壇に立つ団塊ジュニア世代。自分と同世代か下を「多様な価値観…
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オバマ政権8年の総括
米国史上初の黒人大統領としていまも人気のオバマ元大統領。その功罪がいま明らかに。 ◇ 歴代の米大統領の中でも名文家として知られるオバマ氏。本国で話題になったと思ったら邦訳もすぐに出た本…
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中国という問題
独裁と独善の色をますます強める習近平の中国。そこに横たわる多様な「問題」に迫る。 ◇ 米ハーバード大学のフェアバンク中国研究センター。設立から今年で66年になるこの研究所は世界中から一…
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自動車産業の行く手
新興勢力テスラに押されっぱなしの自動車産業界。コロナ禍の逆風も合わさった苦境は乗り切れるのか。 ◇ コロナ禍でもトヨタが世界販売台数で5年ぶりにトップに返り咲きとのニュース。しかしこれ…
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デジタル中国の鼻息
いまやアメリカを追い抜き、西洋型民主主義も否定して鼻息荒い中国。その背景がデジタル産業の躍進だ。 ◇ 2010年、既にGDPで世界第2位の大国となった中国。しかし大量投資と輸出主導の経…
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アメリカ大分断
バイデン政権が発足し、表面的には安定に見えるアメリカ。しかしその底流には……。 ◇ 大混乱の米大統領選が終わってこれで半年あまり。 しかし政権発足の議会承認の日にトランプにけし…
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ロッキード事件ふたたび
ロッキード事件発覚から今年で45年。いまふたたび歴史の重いフタが開かれようとしている――。 ◇ テレビドラマ化もされた小説「ハゲタカ」シリーズで人気の作家。しかし「いつかはノンフィクシ…
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日韓 憂鬱な関係
米トランプ政権退陣の陰で目立たなくなっているが、日韓の深い対立と亀裂は依然として深刻なままだ。 ◇ 韓国の主要なメディアとされるのは新聞で、「朝鮮日報」「中央日報」「東亜日報」。ところ…
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アーカイブの時代
優秀なはずの官僚たちが平然と「記録を破棄した」と言い張る情けないニッポン。いまこそ本格的なアーカイブが必要だ。 ◇ アーカイブとは何か。本書は簡潔に「後から振り返るために知を蓄積して利…
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出版界風雲録
出版社が舞台のドラマのヒットで再び注目される出版界。その活力を伝える編集者の伝記や回想が目白押しだ。 ◇ よくぞ版元はこの本を出した、と評判になった力作ノンフィクション。講談社を設立し…
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ウン×文化論
コロナ禍で自宅時間が長くなったおかげでトイレもきれいになったとか(笑い)。書店に並ぶウン×の雑学に耳を傾けてみよう。 ◇ 一見、典雅な西洋絵画をあしらった表紙。ところが! よーく目を近…
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コロナ禍中のSDGs
まだ先の見通せないコロナ禍。そんな中で果たして持続可能な成長など実現できるのだろうか。 ◇ 投資といえば一発丸もうけ型のバブリーなイメージがいまも強い。だが、本書のねらいは違う。大河ド…
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抑圧の世界地図
コロナ禍に悩まされる一方、世界のどこかでは、いまも変わらず少数者の抑圧や弾圧が続いている。 ◇ 「山岳地方に暮らす勇敢な戦士の部族」と呼ばれ、「国を持たない最大の民族」ともいわれるクルド…
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10年目の3・11
コロナ報道の陰でともすれば忘れられがちなあの「3・11」。この10年、被災の記憶はどこにいったのか。 ◇ 事故であれ災害であれすばやく現場に飛んでいくのが新聞記者。新人時代に仙台総局に…
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殺された「公共」
自民一極の長期政権下、しかも新自由主義の下で「公共」が殺されている。 ◇ 80年代に「ゆとり教育」の旗振り役をつとめ、日本をダメにしたと保守論壇から非難された元文部官僚。安倍政権と対立…
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東京を歩く
緊急事態宣言でまだ先の見えない東京。しかし密を避け、清潔なマスクで鼻と口を覆って歩けば、新鮮な東京を発見できそうだ。 ◇ 子どものころからの地図マニア。20代では自転車で日本一周を果た…
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トランプの黒思想
大統領退任後も不気味な影響力を保持しているといわれるトランプ。その原動力が“黒思想”だ。 ◇ 支離滅裂な言動をくりかえしたトランプ。周囲の「まとも」な意見には耳も貸さず、暴走しても誰も…
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ミー・トゥー後のフェミニズム
かつてなく女性やマイノリティーを閣僚に起用したバイデン米政権。「ミー・トゥー」運動の成果は上がったのか。 ◇ 著者は、ベストセラーになった本書で「データをたずさえたボーボワール」と呼ば…