本で読み解くNEWSの深層
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対中強硬論
連日の国際報道で、ますます強まるのが中国の覇権拡大の動き。その高まりに比例して対中強硬論も激しさを増している。 ◇ かねて強硬派の反共主義者として鳴らしてきたのが本書の著者。もとはルー…
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狂信の現在
かつて明るい未来になるものと信じられていた21世紀。しかし現実の21世紀は、世界中に狂信の嵐が吹き荒れる時代だった! ◇ 東大教授の著者が学生たちに「過激派の対語は?」と聞いたところ、…
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大人気eスポーツ
子供の遊びと思われていたゲーム。実はもう、数十億円規模の巨大産業として前途有望なのがe(エレクトロニック)スポーツだ。 ◇ 実は現在のeスポーツには既に50年の歴史がある、というのが本…
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病と禍の民俗学
コロナ禍の大襲来の下、子供たちの間ではアニメ「鬼滅の刃」が大ヒット。病・呪い・禍(わざわい)は3点セットで人々に取りつくのだ。 ◇ 人々はその昔から大きな災害や集団的な苦難に遭遇するた…
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ネットの暗黒
暴言大統領トランプのSNSアカウントは停止されたものの、ネット世界はあいかわらずの罵倒悪口のオンパレードだ。 ◇ インターネットは世界中で使われているから、その利便も欠点も世界共通。と…
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21世紀の戦争
アフガン情勢から中ロの軍事進出まで、21世紀の戦争はかつての常識を大きく超えている。 ◇ 2014年のウクライナ危機と2020年の「防衛白書」に明記されて以降、注目を集めるのがハイブリ…
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息苦しさの社会
いまの日本は息苦しい。政治も経済も明るい未来を描けないまま、社会の「分断」ばかりが進んでいる。どうなってしまったのか、ニッポン。 ◇ 近ごろあまり聞かなくなったような気がするのが「世間…
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アメリカを歩く
村上春樹ファンがハルキストなら、ひたすら歩いて踏破しようとするのがアルキスト。実はその心中には深い傷や強烈な思いが横たわっている。 ◇ アメリカは20世紀以来ずっと戦争し続けてきた国。…
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中国共産党100年
毛沢東をしのぐ座を狙い始めた習近平。果たして中国共産党100年の歴史はどう動くのか。 ◇ 学生時代、改革開放の機運が高まる中で中国に留学したことが原点という著者。しかし民主化運動の高揚…
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依存症
ただでさえ生きづらい世の中にコロナのストレスまで加わって、依存症の誘惑はアナタのすぐそばに来ている。 ◇ 単なるスケベ心の発散と思われがちな盗撮。しかし、それは違うというのが本書だ。 …
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中ロの軍事力
米国のアフガン政策の「失敗」で対中・対ロ情勢はますます厳しさを増しつつある。 ◇ いまや世界一の軍事大国になろうと野心をみなぎらせる中国。巡航ミサイルや中距離弾道ミサイルの数では米国を…
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カマラ・ハリスの挑戦
アメリカの歴史上初めての女性副大統領。しかも黒人でアジア系という多様な背景を持つカマラ・ハリス氏は、政権では移民問題を担当している。 ◇ 政治家はたいてい選挙に出馬するときのあいさつ代…
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米中覇権争奪
「新冷戦」といわれるまでに先鋭化した米中対立。相互依存から一気に分離(デカップリング)へと突き進む覇権争いの行方は? ◇ 「分離」を意味するデカップリング。米中の場合は両国の経済を切り離す…
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負け犬ニッポン?
後手後手コロナにヤケクソ五輪、景気はいっこうに上向かず、日本をこんな負け犬に誰がした!? ◇ 東京・大阪ともに4回におよぶ緊急事態宣言。にもかかわらず感染拡大は止まらない。一体この体た…
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GAFAの支配
グーグル、アップル、フェイスブックにアマゾン。いずれ劣らぬネット時代の覇者。その問題は単に市場の寡占だけではない。 ◇ GAFAに代表されるテック企業。その中でもフェイスブックをはじめ…
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認知バイアス
偏った思いこみで非合理な選択や行動に走る「認知バイアス」。どこかの国の首相はまさにこれでは!? ◇ 人間がさまざまな対象を認知する際に生じるゆがみ。これが「バイアス」だと冒頭で著者は言…
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終わりなきパンデミック
変異型ウイルスの感染拡大にもかかわらず五輪開催を強行した菅内閣。これはもはや人災ではないのか。終わりなきパンデミックはどこへ? ◇ 著者はいわずとしれた元東大全共闘委員長。科学史の分野…
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データを味方に
なにかにつけては「エビデンス!」の昨今。そこで強い味方になるのが「データ」だ。 ◇ 本書の題名、どう見たって統計学や経済学の専門家によるものに思われる。ところが著者は代々木ゼミナールで…
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イギリスの鼻息
G7議長国も務めて鼻息荒いジョンソン英首相。コロナ騒動を引きずりながらイギリスはどこへ行く? ◇ イギリスには乙にすました貴族的イメージの一方で、「スインギング・ロンドン」と呼ばれたけ…
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レイシズムに立ち向かう
「レイシズム」は人種や民族に対する差別のこと。いまや世界中で吹き荒れるレイシズムに立ち向かうには――。 ◇ 人種差別というとアメリカの専売特許のように感じている日本人は少なくないだろう。…