【ユートピア 狂宴】のどかな老人ホームに派遣された若者が直面する恐怖の実験
ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開中
原題は“The Home”で、老人ホームを舞台にしたホラー映画。老人ホームは英語で“Retirement home”のためThe Homeなのかと漠然と考えていたら、ラストでもうひとつの意味が仕込まれていたことに気づいた。一種の掛け言葉だろうか。
義兄のルークを突然亡くし、悲しみの底で不良行為を繰り返していたグラフィティ・アーティストのマックス(ピート・デヴィッドソン)は老人ホームの清掃員として働くことで刑務所行きを免れる。
マックスが配属されたのはニューヨーク州北部の深い森にひっそりと佇む素朴な老人ホーム「グリーン・メドウズ」。優しい入居者たちに囲まれて、やりがいを感じはじめるのだが、夜中に響く悲鳴、入居者の突然の死に遭遇。さらに“特別なケア”が必要とされる入居者が暮らす4階への立ち入りを禁止されたことから不信感を抱き、潜入を試みるのだが……。
本作のチラシの惹句は「入ったら、最後」「穏やかな老人ホームに隠された狂気の陰謀」。この言葉が暗示するように、マックスはホームの新人スタッフになったとたん、不気味な悲鳴を聞き、悪夢にうなされる。恐怖がビシビシと押し寄せるが、好奇心旺盛の彼は禁じられた行動に出る。


















