【プーチンの愛国教室】国民を戦争賛美に導く洗脳教育の生々しい実態
プーチンが喜ぶような国家主義的思想の教師が子供たちを洗脳。親たちも愛国という美名のもとに戦争に共感していく。純真な子供たちは国家に尽くすことの重要性を無抵抗に。タランキンの教え子が戦場に向かうためバリカンで頭髪を刈られる姿はスタンリー・キューブリック監督「フルメタル・ジャケット」(1987年)の冒頭シーンとダブって見えた。
子供たちは国旗を掲げ、軍事的な歌を歌う。さらには傭兵組織「ワグネル」の兵士たちが学校を訪れて小学生に地雷の仕組みを説明、アサルトライフルの撃ち方を教える。悪名高きワグネルの登場に「えっ」と驚き、「ここまでやるか」とあきれつつ、ゾッとさせられた。殺人兵器に改造された未来の子供たちの姿が見えるようだ。
米国がベトナム戦争を続けていたころを思い出す。ベトナムから帰還した兵士が学校を回り、自分たちの戦争を正義に基づいた勇敢な行為だと吹聴。子供たちやその親を戦争気分に引きずり込んでいった。
かつての日本も同じ。政治家と軍部、国民が狂ったように戦争を賛美したことは説明の必要もない。ノンフィクション作家の保阪正康氏によると、学校で「天皇陛下は神さまだ」と教えられた子供が帰宅し、父親にそのことを話した。父親が「馬鹿を言うな。天皇は人間だよ」と一笑したところ、当局に引っ張られて尋問されたという。


















