【プーチンの愛国教室】国民を戦争賛美に導く洗脳教育の生々しい実態
現在の日本はどうか。今年1月、高市早苗は衆議院の解散選挙を行った。選挙戦の最中、高市は「日本の継戦能力を高めていかなければならない」という主張を繰り返した。仮想敵国への外交努力よりも、戦争を開始し続けていくことの重要性を説いたわけだ。その危うさに国民は気づかず、高市自民党にバカ勝ちさせた。
そう考えると本作はロシア一国ではなく、日本をはじめ世界の各国が直面する危機的な問題だろう。サンフランシスコ・クロニクル紙は本作をこう評している。
「『1人のバカが決めたことに、世界中が脅かされてる』──主人公の教師がこう言う。本作はトランプ政権下のアメリカで、大きな共感を集めている」
トランプを自国に生息する“もう一人のバカ”ととらえれば、ウイットのきいた論評だ。
気になるのは貴重な映像を国外に持ちだしたタランキンの身辺だ。プーチンはこれまで数々の政敵や裏切り者を殺害したとされる。ワグネルのリーダー、プリゴジンの事故死(23年8月)もきわめて怪しい。タランキンの無事を祈りたい。(配給=トランスフォーマー)
(文=森田健司)



















