いまだ熱狂は冷めず…なぜ「映画ちいかわ」の“音楽”に泣く大人が続出? 作曲者は世界も認める実力者
「映画ちいかわ 人魚の島のひみつ」の熱狂がいまだ冷めない。10月1日には韓国の人気音楽番組「M COUNTDOWN」にて映画の劇中歌をちいかわやハチワレらが歌い、歓声を浴びた。
実は“深い”ストーリーもさることながら、楽曲面の評価も高い本作。3種類ものアレンジが楽しめる「島のうた」、《中毒性がある》と口ずさんでしまう「うさぎラップ」、エンディングテーマの「机さする」には《泣きそうになる》との声が上がる。
「映画ちいかわ」の楽曲はなぜ大人をも魅了するのか。音楽ライターに聞いた。
■原作者が綴る「日常」への切実な歌詞
まず「映画ちいかわ」のストーリーと歌詞の相乗効果を指摘する。
「かわいいキャラクターと相反するようなストーリーが今回の映画の大きなポイントです。オープニングの『くつずれ』もエンディングの『机さする』も、子どもでもわかる平易な表現でありながら、言葉の合間を読み手が自由に想像できる歌詞になっている」(音楽ライター、以下同)
作詞は原作者ナガノ氏が担当する。
「“ありふれた日常の尊さ”が、パッケージングされたような素朴な歌詞が特徴です。『机さする』では、ありふれた日常を忘れたくないという切実な思いの純粋さに、胸がぎゅっとする人が多いのではないでしょうか。また、《何があったかは聞かない》という歌詞も印象的。寄り添うことの難しさを知る大人ほど、この曲が強く響くはずです」
また、歌詞だけではなく作曲面でも観客に与える影響は大きい。
「ちいかわの世界観に沿った素朴さと、人魚の島編のシチュエーションならではの壮大さが、多彩な楽器の音色で細かく落とし込まれている。一見正反対にも思えるこの2つの要素の絶妙なバランスが評価につながっているのでは」
そして、作曲を担当するのは知る人ぞ知る実力者だ。


















