「ちいかわ」「踊る大捜査線」が稼ぐフジテレビ…ドラマは苦戦も視聴率だけでは見えない“映画・IP戦略”の強さ
テレビドラマでは苦戦が伝えられるフジテレビだが、映画やIP(知的財産)をめぐる展開は好調だ。同局系『めざましテレビ』内でアニメを放送する「ちいかわ」は、7月24日公開の『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』が、公開73日間で興行収入171.7億円、観客動員1176万人を突破した。
フジが製作主体の映画ではないが、公式通販では80点を超える関連グッズを扱い、今夏には本社で「ちいかわお台場商店」を展開。「フジテレビ限定」商品も販売するなど、人気をビジネスにつなげている。
一方、自ら生み出した巨大IPも健在だ。9月18日公開の『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』は、公開10日間で興収21.5億円、149万人を動員した。
「フジにはテレビ作品を映画や続編へ広げ、巨大IPに育ててきたノウハウがある。外部発の『ちいかわ』に目を付けたのも大きかった。同作は最終興収203.4億円の『ONE PIECE FILM RED』に並ぶ興収ペースですが、その『ONE PIECE』もフジが長年育ててきたアニメIP。同局自身、『フランチャイズ型IP創出モデル』を強みとして掲げています。今はその“貯金”を最大限に生かしている状態です」(映画業界関係者)


















