映画「ちいかわ」興収110億円ヒットでSNS大盛り上がり 愛知県の“聖地”2カ所を巡礼してみた
「♪おいしーい屋台がてーんこ盛り、わたあーめ、ビールにじゃがバター」
ストーリーはさることながら、一度聴いたら頭から離れなくなる劇中歌も注目された「映画ちいかわ 人魚の島のひみつ」。7月下旬の公開から1カ月で興行収入が110億円を突破する異例の大ヒットアニメ映画である。詳細は置くとして、SNSで話題になっているのが映画の舞台。公式発表がないため真偽不明だが、ファンから“聖地”とみられているのが、愛知県内の2カ所だ。公開初日に映画館に足を運んだ40代記者が“巡礼”した。
■春日井市「善福寺」は西暦723年建立
1カ所目は、春日井市内にある「円福寺」。奈良時代の西暦723年建立の由緒ある寺院だ。寺には、かつて人魚の肉を食べたことで不老長寿を得た後、約800年も生き抜いたとされる八百比丘尼という尼僧の伝説が残されている。伝説と、映画の肝であるエピソードとの共通点が見受けられるため、SNSで話題になっているのだ。
記者が現地を訪ねたのは8月下旬。JR高蔵寺駅からタクシーで5分ほどの場所に位置する。
寺周辺は今でこそ閑静な住宅地だが、伝説によれば数百年前は海が広がっていたという。当時、漁師の網にかかった人魚の肉を食べてしまった村の娘は不老長寿を得て、800年もの歳月の中で全国各地を巡り、現在の福井県若狭で最期を迎えた。その娘が八百比丘尼というわけだ。

















