年の瀬が迫ると思い出す芸能人のハワイ取材…スターもテレビ局も金勘定しなかった
その松田聖子といえば、僕はたまたま同じホテルに宿泊していた。当時の夫の神田正輝とロビーで出くわしたら、「おう! 今、うち(聖子)のが買い物に行くというので送り出したところだ。ヒマだから一杯やるか」と誘われた。それから1時間以上もホテルのプールサイドで話しながらビールを飲んだ。さまざまなことを教えてもらった後、僕が飲み代を支払った。まあ、取材経費ということなのだが、神田も「そういえば、財布を持ってなかったよ」と笑っていたものだ。
というのも、昔は“スター”と言われる人たちは、普段から財布を持たない人が多くいた。松方弘樹さんから高い店でごちそうになった時も“顔パス”で、後で事務所が支払うという寸法。勝新太郎さんもそうだった。
その昔、野口五郎が銀座博品館劇場で座長の舞台をやったことがあり、その打ち上げの2次会か3次会で俳優だけで飲みに行ったことがあったそうだ。誰にもマネジャーがついていないのに、野口が早々に帰ってしまった。てっきり座長が払うものだと思っていた俳優陣が、「えっ」と思った瞬間、おヒョイこと藤村俊二さんが「私がやっとくから」と言って事なきを得たという。


















