(51)江戸期創業の旅籠にて
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その日は、幸手市内を日光街道沿いに歩き、古い酒屋の店先を覗いたりしながら権現堂川の土堤に出ると、そろそろ終わりの彼岸花を撮影する人々をたくさん見かけた。熱心に写真を撮るお爺さんに、春には桜が咲き誇ると聞いた。
朝飯をしっかり食べて元気が出ていたので、その日の私は昼食もとらずに歩き続けた。しかし、利根川を渡り、茨城県へ入り、東北本線の古河駅近くまでたどり着いたときには、疲労困憊していた。
左足首が痛み、それを庇って歩いていたら、右の腿の裏が攣った。こいつは痛い。
















