公式そっくりな「ファンアート」がSNSで増加…「ちいかわ」二次創作騒動で思い出される2005年の「ドラえもん」同人誌回収問題
■表紙デザインから本編まで作者の絵柄と酷似したタッチで…
そもそも二次創作は、著作権法上は限りなく黒に近いグレーである。あくまでもファン活動の一環と見なされ、作者や出版社が黙認しているからこそ成り立っている文化だ。出版社側も二次創作を経験してプロになる作家がいることを熟知しているため、未来の作家を育てる場として寛容になっている。
だからこそ、二次創作を行う側は“おめこぼし”をいただいていることを自覚し、行き過ぎたものにならないよう自重することが求められる。羽目を外し過ぎたり、本物に似すぎたものを制作してしまうと、出版社も放置できなくなってしまうが、アマチュアによる問題のある二次創作は相次いでいるのが現状だ。
そこで思い出されるのが、2005年に起こった「ドラえもん」の同人誌の回収騒ぎである。この同人誌は、子供たちの間やネット上で流布されていた“「ドラえもん」の最終回“のプロットを漫画化したものであった。もちろん、その内容は原作者の藤子・F・不二雄氏が考えたものではない。

















