天皇が暖房なしで深夜まで4時間の儀式に臨む…11月23日「勤労感謝の日」に宮中で行われる新嘗祭とは
10月13日のこと、山形県内にある人口約6500人の大江町では、重要な神事が行われた。
11月23日には、宮中祭祀の一つとして皇居において新嘗祭が行われる。宮中祭祀は、天皇家の私的な信仰と位置づけられているが、それには天皇が神主役をつとめる大祭と、掌典長が代わってつとめる小祭とがある。新嘗祭は大祭で、宮中祭祀全体を通してももっとも重要な行事である。
新嘗祭は、その年にできた新穀を神々に供える儀式である。「新嘗」という言葉は、すでに『日本書紀』に見られ、『古事記』でも、新嘗祭と思われる儀式についての記述がある。
『古事記』と『日本書紀』は8世紀のはじめに成立したものだが、10世紀初頭に成立した『延喜式』には、新嘗祭の詳しい手順やしきたりが記されている。
そうした古代にはじまる儀式が、今でも宮中では受け継がれているわけで、大江町では、新嘗祭で用いられる米と粟を献上する役割がめぐってきた。43年ぶりのことである。
新嘗祭の前には、宮中に米と粟を献上する献納式が行われる。それを来週に控えて、米と粟を清める神事が大江町で行われたのだ。作られた米は「つや姫」が一升、粟は5合である(YBC山形放送、10月13日)。
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