天皇が暖房なしで深夜まで4時間の儀式に臨む…11月23日「勤労感謝の日」に宮中で行われる新嘗祭とは
新嘗祭は宮中祭祀であり、一般に公開されるものではない。そのため、国民は実際にそれがどのように営まれるかを知ることができないが、各種の報道によれば、それは相当に大変な儀式である。
新嘗祭は、「夕の儀」と「暁の儀」の二つに分かれ、同じことがくり返される。行われる場は、宮中三殿に附属する神嘉殿で、夕の儀は18時から20時、暁の儀は23時から翌日1時まで続く。
新嘗祭で用いられる新穀は、大江町だけで栽培されるわけではない。全国47都道府県で生産され、そこに皇居で天皇自らが栽培した米も加えられる。国民が新嘗祭を支えていることになる。
新嘗祭で大変なのは、全部で4時間かかることだけではない。神嘉殿には暖房が入っていない。11月の終わりともなれば、気温はかなり低下する。それに儀式は深夜に及ぶ。
しかも、天皇は重い装束を身につけて儀式に臨み、ほとんどは正座である。新嘗祭が近づくと、天皇は普段でも正座で過ごすという。
新嘗祭のような大祭には、皇族方も参列する。参列しないのは高齢の皇族か、体に不調を抱えている場合である。儀式はそれを司る方も大変だが、じっと見守る側も相当に大変なはずである。
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