著者のコラム一覧

保阪正康作家

１９３９年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。２００４年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史　縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く歴史が暗転するとき』（講談社）として好評発売中。

保阪正康日本史縦横無尽

「旋風二十年」（5）日本が歴史的汚名を浴びた真珠湾攻撃

公開日：2024/12/02 17:00　更新日：2024/12/02 17:00

真珠湾攻撃の24時間後、日本への宣戦布告に署名するルーズベルト米大統領（Ｃ）World History Archive／ニューズコム／共同通信イメージズ

　前回に続いて、ハルノートの背景ともいうべき歴史的事実を箇条書き風に記していこう。意外な事実もある。こうした事実の全てを「旋風二十年（解禁昭和裏面史）」が記しているわけではないが、ジャーナリストたちは大体が知っていたようにも思えるのである。

　6、日本の外務省とワシントンの…

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り1,062文字／全文1,203文字)

【連載】保阪正康日本史縦横無尽

前の記事「旋風二十年」（4）ハルノートの真実は 2024/11/29 17:00
次の記事「旋風二十年」（6）ルーズベルト親電遅延事件 2024/12/03 17:00

この連載の一覧を見る

■関連記事