著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

「旋風二十年」(4)ハルノートの真実は

公開日: 更新日:
コーデル・ハル米国務長官(中央)と野村吉三郎大使(左)=1941年(C)共同通信社

 日本が対米英蘭戦争に踏み切った最終的な理由は、昭和16(1941)年11月26日にアメリカの国務長官C・ハルから駐米大使の野村吉三郎に手交されたハルノートが原因だとされる。この通牒に触れた日本の軍事、政治指導者は一様に激怒して開戦の決意を固めたというのである。実際にこのハルノー… 

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