著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(6)「りっぱな戦死とえがおの母親」

公開日: 更新日:
無言の帰国をした満州事変での戦死者107人の遺骨(1931=昭和6=年12月16日、神戸港)/(日本電報通信社撮影)

 戦時用語としての「非国民」が突破口になり、日中戦争が持久戦争になっていくのに比例して、用語は次第にスローガンへと変わっていった。前回紹介したように、ヒトラーがナチス用語を作って国民をファシズム体制に染め上げていったように、日本もまたその例に倣ったかのようであった。スローガン化し… 

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