著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(70)東條英機はなぜ「戦陣訓」を示達したのか

公開日: 更新日:
銃後奉公愛国大会であいさつする東條英機陸相(1941=昭和16=年7月7日)/(C)共同通信社

 ここで重要なことを指摘しておかなければならないのだが、明治15(1882)年1月に明治天皇の名によって発せられた「軍人勅諭」と昭和16(1941)年1月に陸軍大臣東條英機によって示達された「戦陣訓」は、全く意味が異なっていたのである。戦時用語の「皇国」を理解するにあたって、この… 

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