著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(66)「皇国」という言葉が日本を神がかりにしていった

公開日: 更新日:
岡山での国防義会発会式に臨席のため、東京駅から西下する荒木貞夫陸相(1933=昭和8=年4月11日、日本電報通信社撮影)

 戦時用語という枠組みで、昭和のあの戦争時代を分析しているのだが、重要な意味を持つ語として、「皇国」を挙げておきたい。一言で言えば、皇国とは天皇が統治する国ということになるのだが、日本近代史の中では単に統治する国という定義で収まるのではなく、天皇を神と見ての神の国という意味を持た… 

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