著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「憲法と日本人」(8)戦争に巻き込まれる不安が、雑駁だった「改憲論」を現実的なものにしている

公開日: 更新日:
政府は「幕僚長」を「大将」、「1佐」を「大佐」にする階級呼称の変更を実施し、いよいよ自衛隊を普通の軍隊にする方針だ(C)日刊ゲンダイ

 戦後80年余を経て、改憲派が有力になった理由について考えてみたい。すでに記したように護憲論は「原則護憲」が軸になり、改憲論は少々雑駁であっても現実的な訴求力を持っているからだろうか。確かに影響力を強めているが、その理由はどこにあるのだろうか。

 私はためらうことなく、次の… 

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