イスラム教徒の民主党下院議員を米移民当局が異例の家宅捜索…背景には共和党の深謀遠慮
アメリカ移民当局が12日、民主党イルハン・オマル下院議員(ミネソタ州)の自宅を、犯罪捜査の一環として捜索したニュースが波紋を広げている。中間選挙まで3週間を切った今、国家権力を乱用した政敵攻撃との批判を受ける一方、今後の展開次第では、選挙の行方を左右する「オクトーバー・サプライズ」にもなりうる。
オマル氏は民主党急進左派で元ソマリア難民、初のイスラム教徒の下院議員の一人だ。トランプ氏はこれまで彼女の市民権を疑い、「強制送還すべき」などの攻撃を繰り返していた。
捜査関係者によると、焦点は子供時代に父親が提出した移民書類の不正疑惑とされるが、詳細は不明で起訴もされていない。司法省には選挙直前に政治的影響力を与える捜査を避ける長年の慣行があり、今回の捜索は異例だ。背景には、激戦州に加え共和党の牙城でも共和党候補が苦戦する現状がある。
■オクトーバー・サプライズに化けるのか?
ただオマル氏の選挙区は民主党が圧倒的に強く、再選は有力だ。ならば全国区で知られる彼女にドロを塗ることで、別の効果を狙ったと見ることもできる。それは激戦州を中心に躍進する、急進左派や民主社会主義者を止めることだ。


















