トランプ大統領と共和党に異変…米中間選挙「勝って当然」の州に巨額資金投入
11月3日の中間選挙まであと1カ月を切った今、これまで安泰と考えられてきた共和党の牙城に、異変が起きている。
共和党の政治団体は巨額の選挙資金を急ピッチで投入しているが、その対象はもう激戦州だけではない。トランプ支持が高いレッドステートにも広がっている。トランプ大統領も投票直前の遊説にこうした州を含めていることで、ここにきて共和党に焦りが出てきたという見方が出ている。
今年の中間選挙では、議会下院の全議席と上院の約3分の1が改選され、36州で州知事選も行われる。
32%にまで落ち込んだトランプ大統領の支持率を受けて、予測では下院は民主党が多数派奪還、上院は接戦とみられている。特にフロリダ、オハイオ、カンザス、アイオワなど本来は「勝って当然」のはずの共和党州でも民主党の追い上げが激しくなり、予断を許さない状況だ。
象徴的なのはテキサス上院選だ。レッドステートの代表格だが、共和党のケン・パクストン候補は過去の汚職疑惑や弾劾などの問題を抱え、最新の世論調査では、民主党ジェームズ・タラリコ候補を、2ポイントの差で追う立場になっている。そのため共和党系PAC(政治活動委員会)が、わずか17日間でパクストン候補のために約1億3000万ドル(約200億円)を支出。さらに投票日までに6600万ドル(約100億円)分の広告枠を確保している。


















