イスラム教徒の民主党下院議員を米移民当局が異例の家宅捜索…背景には共和党の深謀遠慮
その代表は、ミシガン州上院選で共和党のマイク・ロジャース候補と激しい接戦を繰り広げるアブドゥル・エルサイード候補だ。共和党は彼を、「共産主義者」「ラジカル」と攻撃し、そのイメージを民主党全体に重ねようとしている。
しかしエルサイード氏らは今、急進左派のレッテルから距離を置き、公的医療や最低賃金引き上げなど具体策と、共和党の汚職が経済を傷つけているという主張にシフトしている。そこでオマル氏への攻撃で、改めてイスラム教徒を「テロリスト」と結びつけ、エルサイード候補をも巻き込む狙いとも読める。
民主党が上院を逆転するには4議席が必要だ。接戦州では、反イスラム感情を持つ有権者をわずかに動かすだけでも影響は大きい。
民主党は移民やイスラム教徒を標的とした政治的攻撃と強く反発し、オマル氏を守る姿勢だ。しかし、今後オマル氏への疑惑を裏付ける発表や新情報が出れば、2016年のヒラリーのメール疑惑のような、共和党有利のオクトーバー・サプライズになる可能性はゼロとは言えない。
(シェリーめぐみ/NY在住ジャーナリスト)



















