高市首相G7オンライン会合欠席は「業者が間に合わなかった」は本当か? オソマツ対応で損なわれる国益
政府の大失態か、それとも誰かがウソをついているのか。
高市首相が今月2日のG7オンライン首脳会議を欠席したことが、物議をかもしている。16日の参院予算委員会で、立憲民主党の辻元清美議員が理由を問いただすと、高市首相は「議題が米国と欧州の問題で、代理出席でいいとの話を受けた」と答えた。会議では、トランプ米大統領がディーゼル燃料の禁輸をチラつかせ、各国は石油備蓄の協調放出で合意。トランプ大統領は結局、禁輸を撤回するに至った。バーナム英首相も欠席したが、父親の葬儀への参列が理由だ。
一方、高市首相は当日、午後6時半から公邸で麻生副総裁ら自民党幹部と会食。その後は5日の所信表明演説を書いていたという。結局、日本からは遠藤和也外務審議官が代理出席。16日の答弁で高市首相は、会議の開催時刻が直前に確定したため「(ディスプレーや回線接続設定など)オンライン会議の準備をする業者が、時間までに来られなかった」とも釈明したが、これも極めて怪しい。
ロイター通信は2日午後5時59分、議長国フランスのマクロン大統領がG7会議の開催を呼びかけたとする記事を配信。少なくとも、政府はこの時間までには、開催を把握していたはず。会議が始まったのは午後9時半。3時間半もの猶予があったとみるのが自然だ。
疑念が深まる中、辻元議員が19日にXを更新し、外務省とのやりとりを明かした。辻元議員が「本当に業者が準備できなかったのか」「政府職員で対応できる人間はいなかったのか」と問うても、担当者は「システム機材に関することは言えない」の一点張り。さらに、外務省が存在を認めた公邸のオンライン会議システムを使えばよかったのではと聞いても、同様にゼロ回答だったという。改めて、辻元議員に話を聞いた。


















