新収納方法で気分向上!自宅収納やトランクルームで快適生活 ~日本セルフストレージ協会が勧めるトランクルーム活用とは~

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「トランクルームの日制定式」及び「第1回全国収納写真コンテスト結果発表会」開催

 欧米に比べて居住空間に余裕がない日本では「モノがうまく収納できず部屋がなかなか片付かない」「きちんと片づけたつもりだったが、必要な時に必要なものをどこにしまったか分からなくなった」など収納に苦労している人が決して少なくないはずだ。先日、そんな人たちに役立つイベントが都内で開催された。 

■業界の発展に寄与する日本セルフストレージ協会

 注目のイベントは日本セルフストレージ協会(JSSA)が開いた「トランクルームの日制定式」及び「第1回全国収納写真コンテスト結果発表会」。セルフストレージとはトランクルーム、レンタルボックス、コンテナなど収納に役立つレンタルスペース全般を指し、セルフストレージ事業を推進している企業によって2010年に設立されたのが日本セルフストレージ協会である。現在、賛助会員企業含めて約50社が参加し、セルフストレージの市場を整備することによって業界全体の発展に寄与すること、セルフストレージ業界最大の情報源となること、コンプライアンスの徹底とロビー活動を行うことをミッションに掲げて積極的に活動している。

■応募作品は一般・プロ合わせ983作品

 今回の「全国収納写真コンテスト」は人に自慢したくなるようなユニークな収納のアイデアや、使い勝手のいいこだわりの収納方法を一般及びプロの整理収納アドバイザーから募集、優秀作品を表彰することで役に立つ収納方法を世間に広く認知してもらいたいとの思いから実施したもの。その結果、予想を大きく上回る一般部門867作品、整理収納アドバイザー・プロ部門116作品の合計983作品が寄せられ、収納に対する関心の高さをうかがわせた。

 審査には整理収納のプロであるインブルーム株式会社が協力、一般部門ではグランプリ(1作品)、準グランプリ(2作品)、特別賞(2作品)、入賞(23作品)の合計29作品が、またプロ部門ではキッチン、クローゼット、押し入れ&納戸の各部門からグランプリ各1作品、最優秀グランプリ1作品の合計4作品が選ばれた。

一般部門グランプリは「新潟西きらりん(応募ネーム)」さん

 一般部門でグランプリに選ばれたのは福祉関係の仕事に従事しているという新潟西きらりんさん。受賞作品のアイデアのポイントを新潟西きらりんさんは、「スチール棚を5つ入れ、隣通しの棚をボルトで止め、それぞれの棚を天つなぎすることで耐震性を高めました。また、緊急時に夜間の備品を搬出することもあり得るので、支え棒にランプをぶら下げました。さらに荷物を入れた時に重ねられるよう、同じサイズの折り畳み式コンテナボックスを備えた他、右側下部は棚板を1つ外して車いすの前方部分が収納できるようにしました」と説明。

 そのアイデアに対する評価のポイントをインブルームは、「スチールラックや折りコンを上手に使っているなと思いました。また、複数人でも使いやすいような収納が工夫されている点も評価できますね」としている。

プロ部門最優秀グランプリは「須田木実(すだ このみ)」さん

 一方、プロ部門で最優秀グランプリに輝いたのは須田木実さん。

 受賞作品のアイデアのポイントを須田さんは、「収納は十分にあるキッチンでしたが、アイランドキッチンやバックカウンターの上にモノがたくさんあって雑然とした印象でした。そこで季節外のモノと来客用のモノは地下収納へ、食品はパントリーへ入れ、アイランドキッチンのリビング側収納にお菓子を入れる所を設けました。また、調味料やスパイスは収納場所が決まっていましたが、奥のモノが取りづらく賞味期限切れのモノも放置されていましたので、奥で眠らないようトレーやカゴに入れて収納するようにしました」と説明。

 さらに、「お客様からはお掃除が楽になったのできれいに保つのも簡単で、キッチンにいるのが楽しくなりましたという感想をいただいています」とユーザーの喜びの声をコメントした。

収納上手はトランクルームを物置きにしない

 今回のコンテストに関してインブルームの整理収納アドバイザー伊坪美和さんは、「今回は第1回ですが、これに先立って以前プレコンテストを実施しました。一般部門では、その時と比べてユーザーの皆さんのレベルがすごく上がってきていることに驚きました。プロ部門では工夫を凝らしているかということを評価のポイントにしました。応募された作品の随所に工夫が見られ、改めて現場のプロの皆さんが一生懸命頑張っていることがよく分かりました」と感想を述べた。

 伊坪さんによると、最近はトランクルームの活用法に悩んでいる人が多く、特に目立つのがモノを入れた段ボールを山積みにして何年も入れっぱなしにしている家庭が多いということだとか。

「トランクルームをただ単に物置きとして利用しているだけではもったいないですよ。ラックを上手に使ったり、キャスター付きの収納アイテムなど使用して前後の荷物を移動を簡単にし、後ろの荷物も取りやすくしたりなど今回のコンテストで紹介されたアイデアを参考にしてトランクルームを賢く、より効果的に活用していただきたいですね」

フェンシングエペ日本代表「見延選手」もトランクルームを上手に活用

 イベントにはフェンシングのエペ日本代表の見延和靖選手が特別ゲストとして登場。見延選手は4年ほど前からトランクルームをフェンシングのラボとして活用、その効果を大いに感じているという。

 挨拶に立った見延選手は、「フェンシングは道具がすごく多く、自宅の大半がフェンシングの道具で埋め尽くされていて困っていました。その中には、初めてワールドカップで勝って世界一になった時のマスクなど、今は使わないけど取っておきたいモノもあるんですよね。トランクルームを使うようになってからは部屋に空間ができるようになり、生活と競技のオンとオフをトランクルームによって切り替えることで、それまで以上にフェンシングに没頭できる環境が自宅に整ったと感じています。私も今年で35歳になりましたが、まだまだ現役を続けていますし、もちろん次のパリも目指しています。今後は今日皆さんにいただいたアイデアを生かしながら、フェンシングラボもさらにグレードアップしていきたいですね」と笑顔で語った。

 まさに金メダルの陰にはトランクルームがあったのだ。

10月9日は「トランクルームの日」

 イベントでは同協会が毎年10月9日を「トランクルームの日」と定めたことが日本記念日協会から正式に認証されたことを受け「トランクルームの日制定式」も行われた。

 その制定の背景を日本セルフストレージ協会・林尚道代表理事は、「住宅の床面積が狭い日本において、自宅以外の場所にまるで自宅の1部屋のように使えるスペースがあることは生活の自由度が抜群に高まります。つまり、トランクルームの存在がお客様の生活をより豊かなものにするのです。そのためにも業界や商品の認知を高めることを目的に、このたび10月9日を『トランクルームの日」としました。今後は毎年この日にイベントを行う予定です。記念日を活用して当協会が世の中と大きくつながりことでトランクルームという商品がいかにお客様の暮らしを変えていくかを訴えていきたいと思っています」と抱負を語った。

ますます高まるトランクルームの需要

 トランクルームのサービスは1970年代にアメリカで始まり、現在では全米で5万カ所、1700万室以上と10世帯に1世帯が利用するまでに浸透しているという。一方、日本ではまだ60万室程度の供給数に過ぎないとされている。

「今回開催した第1回全国収納写真コンテストには多くのトランクルームユーザーの方からご応募をいただきました。そして、私たちの想像以上に多くのお客様がラックやグッズを活用し、自宅のクローゼットのような使い方や自分専用の趣味部屋のようなかなり凝った使い方をしていることがよく分かりました。先進国の中では住宅の床面積が最も狭い部類に入る日本では、今後トランクルームの需要はより高まっていくでしょうね」(林代表理事)

 今後トランクルームが社会のニーズに欠かせないアイテムになることは間違いないだろう。それだけに日本セルフストレージ協会の役割もますます重要になっていくはずだ。同協会のこれからには大いに注目だ。

【提供】
日本セルフストレージ協会

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