「プロ野球ニュース」佐々木信也さんは92歳に「長生きすると友人がなくなっちゃうのが寂しいね」

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佐々木信也さん(「プロ野球ニュース」キャスター/92歳)

 3月5日から始まるWBC。中継を見られないサラリーマンは夜のスポーツニュースが楽しみ。野球のニュース番組といえば、かつて深夜に放送されていた「プロ野球ニュース」(フジテレビ系)が大人気だった。1976~88年、長くキャスターを務めていた佐々木信也さん、今も元気だろうか。

  ◇  ◇  ◇

 佐々木さんに会ったのは、JR吉祥寺駅から徒歩20分弱の自宅。白亜の豪邸だ。

「体調はいいですよ。これまでも、命にかかわるような大病は一度もしたことがありません。コケて骨折なんてこともないですね。食欲はあるし、夜11時に寝て、朝7時までグッスリ眠れます」

 とはいえ92歳。要介護1の認定を受け、月のうち3週間は施設、1週間は自宅で暮らす。自宅では訪問リハビリを受け、階段の上り下りなどをして体力維持に努める。

 長寿の秘訣は、「無理せず、自然体」「イヤな人とは付き合わないこと」と笑った。

 日頃、テレビで相撲やゴルフは見るが、野球は興味が薄れたという。ただWBCに触れると、とっておきの話が。

栗山英樹のとっておきの話

「前回、監督を務めた栗山(英樹)は大学時代(東京学芸大)、野球をやっていた私の息子との練習試合で3本もヒットを打った。応援に行っていた私が『プロに行ってもおもしろいかも』とリップサービスをしたら、翌日父親と私の家に来て『本気にしていいですか』と。弱ったなと思いましたが、西武ヤクルトのスカウトを紹介しました。今も毎年、年賀状をくれますよ」

 おかげで栗山前監督はヤクルトの入団テストを受けてプロの道を歩んだ。

 明子夫人は2年前、86歳で、老衰で亡くなった。子どもは1男1女の2人。その長男家族と2世帯住宅で暮らし、身の回りの世話はお手伝いさんがいるので安心だ。

「娘と麻雀に行ったり、息子がときどきゴルフに連れて行ってくれたり。でも、ゴルフはあまり楽しめない、もうおしまいだな。昔は慶応時代の友人と4人で、500回ぐらい行ったんだけど、私以外の3人は亡くなっちゃった。よく電話でもしゃべって楽しかったんだけど……。長生きすると、周りがいなくなるのが寂しいね」

 孫が4人に、ひ孫が2人。正月は家族で集まり、にぎやかに過ごしたそうだ。

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