伊原春樹監督との“壮絶確執”の前日譚 監督就任を知って絶望、引退が頭を過ぎった
2003年に移籍したオリックスは目まぐるしい監督交代劇が続いた。
4月23日に成績不振(7勝12敗1分け)で石毛宏典監督が電撃解任されると、打撃コーチだったレオン・リーが監督に就任。レオンはいつも前向きで、俺のバッティングが上向かなくても、常にポジティブな言葉をかけてくれた。そして根気よく俺を使ってくれた。
このシーズンは110試合に出場。26試合しか出られなかった前年に比べれば、たくさん打席に立たせてもらった。ただ、本塁打は22本打てたものの、打率は.232、68打点。結局、最下位のままシーズンが終わり、レオンも03年限りで解任されてしまう。
そしてオフ、監督に就任したのが伊原春樹さんだった。
伊原さんといえば、西武時代の黄金期を支えた名参謀で知られていた(コーチおよびスタッフとして在籍した1981~99年の19年間で13度のリーグ優勝と8度の日本一に貢献)。監督就任1年目の02年には西武を4年ぶりのリーグ優勝に導き、翌03年も2位という好成績。2年連続最下位のオリックス再建を託されたのだった。


















