そもそもWBCってどんな大会?日本がMLBの“金ヅル”から脱却できない意外な事情
【Q】 侍ジャパンが宮崎県で合宿をするなど、3月上旬の本戦が刻一刻と迫ってきたWBC。そこで気になるのがこれまでの収益や、運営方式。米国で人気がイマイチな点もあわせ、具体的にWBCはどうなっているのでしょうか?
【A】 結論から言えば、WBCは「国際大会の看板を掲げた、MLBのグローバル事業」です。WBCを運営するWBCIは、MLBとMLB選手会が共同出資した営利企業。ルール作りも収益配分も、MLBの設計図どおりに動きます。
では儲かっているのかというと、これはそうでもない。前回2023年大会は、観客動員は累計130万人、売り上げも1億ドルを超え、いずれも過去最高でした。もっとも、売り上げ1億ドルは、第1回大会(06年)の推定売り上げ5000万ドルからすると倍増したとはいえ、年商121億ドル(約1兆8000億円)のMLBにとっては1%に満たない事業にとどまっているともいえます。日本では国民的関心事となったWBCの売り上げが、MLB基準だと微々たる数字にとどまっているのは、アメリカではまだまだ発展途上のイベントだからです。


















