時代が変わっても私の理想は「先発完投」 高校野球において「投手交代」はしないに越したことはない
予想外──というほかありません。
専大松戸の新チームについて、このコラムでは「弱い」「物足りない」と書いてきました。秋季千葉大会中も、試合後の取材で報道陣に同じように話していたんです。
ところがどっこい、まさかの優勝。上位2校に出場権が与えられる関東大会への切符を手にしました。
「実は、実力を隠していたんじゃないか」
そう思われても仕方がないかもしれません。ただ、私自身、この結果にビックリしています。「意外とやれるじゃないか」と。それでも、関東大会での2勝がセンバツ当確ラインと言われていますが、「期待できるのか」と聞かれれば、答えに詰まります。
原因は私自身にあるのかもしれません。夏が終わり、気持ちを切り替えなければならない。頭では分かっていても、センバツベスト4に進んだ前チームの残像がちらつくのです。比較対象が大きすぎるため、新チームが物足りなく映ってしまうのでしょう。「強かった代」を見送った直後の指導者には、共通する課題のように思います。目の前の選手たちをいかに客観的に見られるか。自戒を込めて、ここに記しておきます。


















