(2)佐藤輝明は阪神から抜け出したかったのか? メジャー挑戦に拍車をかけた“選手管理”への疑念
阪神が19日、佐藤輝明(27)の今オフのポスティングによるメジャー移籍を容認した。三冠王が海を渡るのは、かねての夢を実現するためだけなのか。
DeNAとのCSファイナルステージ第1戦。佐藤は途中交代し、翌日はベンチ登録から外れた。具体的な故障箇所などは発表されなかったが、藤川球児監督は「もともとあった症状が強く出た」と説明。蓄積したダメージが一気に表面化した格好である。
佐藤は入団以来、一度も大きなケガをすることなく、フル回転してきた。全143試合に出場した今季はもちろん、入団以降の6年間、二軍戦、ポストシーズンを含めて年間136試合以上、計863試合に出場したタフネス。しかも今季は3月のWBCに備え、例年より早く体を仕上げた。長丁場のシーズンを戦い抜くには、通常以上に緻密なコンディション管理が必要だったが、実は、そのWBCの準備段階から、阪神の選手管理を疑問視する声が上がっていたという。
球界関係者によれば、侍ジャパンの宮崎合宿で他の11球団が所属選手をケアする球団専属トレーナーを派遣する中、阪神だけは合宿前半に派遣していなかった。つまり、佐藤は一定期間、自らの責任のもとで体のコンディションを整える必要があった。代表にもトレーナーはいるとはいえ、球団スタッフとは蓄積している情報が違う。急ピッチで仕上げる国際大会前だからこそ、佐藤を熟知したスタッフとの連携が重要だけに、代表内では「阪神は大丈夫なの?」と懸念する声が漏れた。


















