特別寄稿
-
どうなる? 中国不況で日本に流れたチャイナマネーの行方と東京の不動産価格
香港では、イギリスから中国へ返還される前から、香港脱出を夢見る若者は少なくありませんでした。返還前にウォン・カーウァイ監督が撮った名作「恋する惑星」や「欲望の翼」には、香港を脱出し、米国へ移住しよう…
-
私の脳裏を飛び交う「神奈川沖浪裏三図」 庶民の怒りが巨大な波となって悪漢どもを木っ端みじんに
株価がバブル後の史上最高値を更新して沸いていますが、この調子に乗った感じには怖さを覚えます。 しばらくの間、日本の株式市場はべた凪状態でした。日銀がETF(上場投資信託)の買い入れなどで相場…
-
【追悼】篠山紀信さん 山口百恵と宮沢りえと金庫の中の「箱たち」
「写真ってのはさ、イタダキなんだよ」 篠山紀信は、そう言った。ともかく一番いい場所へ行って、パパッとシャッターを押して、すかさずイタダく。クリエーティブだなんて大層なもんじゃない。「アタシはイ…
-
「誰が首相に1番マシか? ゴミ箱の中は全部ゴミ」の投稿に込められた国民の失望感
岸田内閣の支持率が危機的になってきた。 第一に支持率が30%を割ったことだ。NHK、産経、読売の調査では通常、政権支持率は高く出る傾向にあると言われるが、それらの調査でも30%を下回る結果が…
-
「アホダノミクス男」「鮒侍男」に続き、「下手くそな宮大工」…岸田首相に3つ目を命名
臨時国会で経済対策の議論が行われていますが、あらためて岸田首相の所信表明演説について触れたい。あの所信表明は、まさに「出来の悪い寄せ木細工」を思わせました。下手くそな宮大工が、合わないパーツをグイグ…
-
安保理決議に従わず占領続けるイスラエルが全力でガザに地上侵攻したら、アメリカは孤立する
1967年6月5日の朝、イスラエル空軍は200機でエジプト、シリア、ヨルダン、イラクを奇襲、400機を破壊して制空権を握り、わずか6日間で支配地を4倍に広げた。この第3次中東戦争でイスラエルの戦死者…
-
ラグビーW杯は次回から「20→24」に出場枠拡大…日本も伏兵に足をすくわれかねない
29日未明に行われるW杯決勝を前に、ラグビーの国際統轄機関ワールドラグビーは24日、4年後にオーストラリアで開催される次回W杯から、参加国を現行の20から24へと増やすことを発表した。 決勝…
-
日本はなぜラグビーW杯1次リーグで敗退したのか…無駄にした強化試合、繰り返された得点直後の失点
ラグビーW杯ベスト8を懸けた負ければ終わりの戦いは、ジャパンの「力負け」に終わった。 立ち上がりにボールをタッチに蹴り出して手堅く試合に入ったつもりが、アルゼンチンにあっさりとトライを奪われ…
-
ラグビーW杯プールD日本が難敵サモアに「勝つ条件」 正確なプレーを遂行できるかが勝負
プールDはイングランドが首位を独走し、サモアとアルゼンチン、ジャパンが三つ巴で2位争いをする構図になった。 ジャパンがベスト8進出を果たすもっとも確実でシンプルな方法は、29日早朝のサモア戦…
-
東京23区の新築マンション平均価格が1億3000万円…それでもマイホームが欲しいなら?
先月、今年1~6月に東京23区で発売された新築分譲マンションの平均価格が約1億3000万円だったと発表(不動産経済研究所)されました。ついにここまできたかといった印象です。 地方の方は「東京…
-
日銀よ「政府の子会社」意識から脱却せよ 金利上限「引き上げ」なのに「緩和維持」の矛盾
日銀が不可思議な説明を繰り出している。先月下旬の金融政策決定会合で、異次元緩和策の柱である「イールドカーブ・コントロール(YCC)」の修正を決定。長期金利の上限を「0.5%程度」から1.0%に引き上…
-
岸田首相どうする? 米韓合意の新核戦略が「核廃絶」前進を阻む可能性
今週の先進7カ国首脳会議(G7サミット)。広島でやるからには、岸田文雄首相は持論の「将来の核廃絶」に向けて前進を図るべきだろう。 【写真】この記事の関連写真を見る(23枚) 首相自身は…
-
天敵サウジとイランの国交正常化を中国が仲介の衝撃…米国の威信低下をみせつけた
3月10日、サウジアラビアは米国が敵視するイランと中国の仲介により、7年ぶりに国交正常化で合意したと発表した。 サウジアラビアは従来、強固な親米国で、イラン・イラク戦争では米国が育てた猛犬の…
-
目覚めよ岸田首相、目覚めよ植田総裁…グローバル経済は複雑数奇な「ハイブリッド危機」
グローバル経済のヤバさが次々と顕在化してきた。「OPECプラス」が突如として原油の減産に向かい、インフレの火に油を注ぐ形になり、各国の金融政策の運用がますます難しくなっています。グローバルサウスと呼…
-
もはやG7だけでは、経済も政治も世界を動かせない
日本外交は19~21日に広島で行われる「G7広島サミット」に向け、全力で突き進んでいく。 日本国民の多くは、この会議で今後の世界情勢の方向性が決められると考えているのだろうが、実態は違う。 …
-
大阪桐蔭はセンバツ連覇ならず…それでも今夏の本命は変わらない
やっぱりここまでか、というのが正直な感想だ。 昨秋の明治神宮大会を制し、今センバツも優勝候補筆頭だった大阪桐蔭が3月31日、準決勝の報徳学園(兵庫)との関西対決に破れ、センバツ連覇はならなか…
-
ロシアとウクライナのはざまで揺れるIOCの苦悩 バッハ会長の手紙につづられていたジレンマ
国際オリンピック委員会(IOC)が1月25日に声明を出した。ウクライナとの連帯、オリンピック休戦を破ったロシアとベラルーシへの制裁、そして同国選手の立場について、IOC理事会がまとめた形だ。 …
-
中森明夫「寺山修司を語るな! 寺山修司を生きろ!」
2023年は、寺山修司の没後40年だ。寺山は、昭和の鬼才である。短歌、詩、小説、評論、演劇、映画、競馬予想からボクシング観戦記まで、多彩に活躍した。 昭和10年青森県生まれ。「寺山すうじデシ…
-
物価上昇、金利上昇、不景気到来…2023年には3つを覚悟し「備える」必要がある
2023年はどういった年になるのでしょうか。投資家的立場から、また不動産コンサルティングを行っている者から申しますと、今年は「経済的に要注意な年」になりそうです。 ご存じの通り現在、世界中で…
-
きな臭さと狂気で澱んだ新年 感性なき政権による軍拡をスルーしてはいけない
2023年。新年になったというのに爽やかさはありません。ロシアのウクライナ侵攻、繰り返される北朝鮮のミサイル発射、そして中国と、いずれも昨年末に閣議決定された防衛3文書(国家安全保障戦略、国家防衛戦…