時代が変わっても私の理想は「先発完投」 高校野球において「投手交代」はしないに越したことはない
さて、前回は打線を取り上げたので、今回は投手の話です。
私の理想は「先発完投」です。近年は球数制限が設けられ、故障を防ぐ意識も高まっていますが、この考えは揺らぎません。トーナメントの全試合を「ひとりエース」に任せたいというのではありません。ここぞというヤマ場で、1試合を投げ抜ける投手を育てたい。
今や甲子園でも、こまめに継投するチームは珍しくありません。それでも、投手交代はしないに越したことはないと考えています。リスクが大きいからです。途中からマウンドに上がるのは、どんな投手にとっても難しい。プロでさえ「七回の男」「守護神」などと役割を固めているのは、その難しさがあるからでしょう。出番の固定が現実的でない高校野球なら、なおさらです。
私が先発投手を降板させるのは、多くの場合、本来の投球ができなくなってきたと判断した時です。球数制限を意識して代えることはまずありません。仮に打ち込まれ始めても、本人に問題がなければ、最後まで信じて任せます。下手に継投して裏目に出るより、結果に納得できるというものです。


















