巻頭特集
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大メディアが報じない 瀬戸内寂聴さん、晩年の痛烈安倍批判
作家の瀬戸内寂聴さんが9日に亡くなった。99歳だった。1922年、徳島市生まれ。東京女子大在学中の20歳の時、大学教師と結婚。中国で長女を出産。敗戦を北京で迎えている。1946年に帰国。25歳の時、…
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新自由主義からの転換の嘘 まだ竹中平蔵氏が居座っている
「デジタル田園都市国家構想は『新しい資本主義』の実現に向けた成長戦略の最も重要な柱だ。デジタル技術の活用により、地域の個性を生かしながら地方を活性化し、持続可能な経済社会を実現していく」 先進…
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噴飯10万円給付 岸田首相のオツムはアベノマスクと同程度
衆院選を受けた第206特別国会が10日召集され、衆参両院本会議で岸田首相(自民党総裁)を第101代首相に選出。同日夜、第2次岸田内閣が発足した。 特別国会の会期は12日までの3日間。政府・与…
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刹那の政治に野党不在 岸田内閣に漂う“怖さ”と“不気味”
10日召集の特別国会で、岸田首相が第101代首相に選出され、第2次岸田内閣が発足するが、そこに華々しさはない。むしろ、この政権は大丈夫か、と言わざるを得ない。 岸田の肝いりで発足した「新しい…
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やがて大政翼賛会 世にもおぞましい維新と国民民主の連携
特別国会の召集を10日に控え、永田町が慌ただしくなってきた。4年ぶりの衆院選を受けた各会派の勢力が8日、確定。自民党263▽立憲民主党・無所属98▽日本維新の会41▽公明党32▽国民民主党・無所属ク…
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刹那のバラマキなのか、岸田首相の「新しい資本主義」
休業、時短営業、自粛――。新型コロナウイルスの感染拡大に最も翻弄されたのが、飲食業界だ。緊急事態宣言の全面解除で久々に通常営業が可能となってから2週間。まだ客足は完全回復には程遠い。 飲食店…
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「岸田首相は安倍菅と同種」歴史家が指摘したハト派の虚像
4年ぶりの政権選択選挙となった衆院選は、フタを開けてみればデタラメ三昧の自民党が追加公認も含めて絶対安定多数(261議席)を確保するア然の結果だった。岸田首相は「総裁選、組閣、そして解散・総選挙、ス…
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茂木新幹事長は「2A」忖度 甘利が去っても醜悪な岸田政権
疑惑まみれ幹事長の次は、人望ゼロの傲岸パワハラ幹事長か――。 衆院選の小選挙区で敗れて辞任した自民党の甘利明前幹事長の後任として、これまで外相を務めていた茂木敏充氏が4日、正式に就任した。空…
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野党共闘が潰れれば自民党の思うツボ 一党独裁になる恐れ
衆院選で議席を減らし敗北した責任を取って、立憲民主党の枝野代表が2日、辞意を表明した。10日召集予定の特別国会の閉会日に辞任し、年内に党員参加のフルスペック代表選挙を実施する。 「ポスト枝野」…
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真っ当な国民の失望と嘆息 この国では政権交代は起きないのか
共同通信が10月中旬に実施した世論調査の「民意」とは一体、何だったのか。岸田政権が安倍、菅両政権の路線を継承するべきかについて尋ねた質問で、「転換するべきだ」は68・9%に達し、「継承するべきだ」(…
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野党共闘競り負け こんな自民党政権が続く痛恨と絶望<下>
この先、自公政権の経済政策はどうなるのか。もし、自民党が大敗し、単独過半数を下回っていたら、経済政策もドラスチックに変わる可能性があった。しかし、自公の“安定多数”という結果になったことで、従来の政…
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野党共闘競り負け こんな自民党政権が続く痛恨と絶望<中>
全289小選挙区の7割強にあたる217選挙区で野党候補が一本化した結果は、野党の62勝だった。立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組の野党4党が政策協定を結んだことに対し、自民党は「立憲・共産主義…
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野党共闘競り負け こんな自民党政権が続く痛恨と絶望<上>
31日に投開票が行われた衆院選は、何とも煮え切らない結果に終わった。自民党は議席を減らしたが、立憲民主党も公示前勢力を下回った。自民重鎮が選挙区で負けるなど小波乱はあったものの、結局は自民単独で「絶…
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止めを刺すのは有権者 次々に競り負ければ自民党の瓦解が始まる
「大詰めを迎え、北海道から沖縄まで大激戦が展開されている。何としても押し上げていただきたい」 投開票日(31日)まで残り2日となった29日、岸田首相は鹿児島市の街頭で声を張り上げた。接戦となっ…
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今度は最後まで分からない 民主主義の天王山“最終情勢”
「安倍(晋三)も、麻生(太郎)も甘利(明)も、3人とも経済なんて分かってないだろう。それが今や日本を取り仕切っているというんだから、日本もアカンわ。むしろ選挙の注目は野党共闘でしょう。やってみんと分か…
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比例は現有以上? 「与党で過半数」もう勝った気の自民党
「絶対は、絶対にない」とは織田信長の言葉だというが、何が起きるか分からないのは選挙も同じだ。31日投開票の衆院選を経ても絶対に政権与党でいられるとは限らないのに、自民党は早くも勝った気でいる。それで、…
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選挙直前怪情報の真偽 小沢一郎と中村喜四郎は劣勢なのか
政権選択選挙となる衆院選の投開票まで4日。情勢調査が飛び交う中、衝撃的だったのは朝日新聞の記事(26日付朝刊)だ。1面トップで「自民 過半数確保の勢い」と大見出しを打ち、〈現時点では、①自民党は公示…
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首相が入ると裏目の自民 あと5日で何が起きるか徹底予測
「寝た子を起こす。首相には来てほしくない」――。散々な言われようである。岸田首相の就任後、初の国政選挙となった参院静岡・山口両補欠選挙。投開票翌日の25日、朝日新聞が自民党静岡県連の声として伝えたのが…
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参院静岡補選敗北の衝撃 自民に鉄槌“雪崩現象”になる予感
腐りきった安倍・菅政治の継続を許すのか。マトモな政治を取り戻すのか。4年ぶりの政権選択選挙となる衆院選(31日投開票)は折り返し、後半戦に入った。 ラストサンデーを迎えた先週末、自民党総裁の…
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嘘つき自民党は公約以前 大メディアが公約を並べて論じる愚
10・31総選挙の投票日まで1週間。自民党が真っ青になっている。 岸田政権の“バケの皮”がはがれる前に解散・総選挙になだれ込んだ自民党は、「これで勝てる」とほくそ笑み、不意を打たれた野党は慌…