巻頭特集
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支持率ジリ貧の岸田政権 総選挙は地滑り的敗北の可能性
衆院選(31日投開票)の序盤情勢を報じた21日の朝刊の見出しを見て、岸田首相は呆然自失だったのではないか。 読売新聞は「自民減 単独過半数の攻防」「野党一本化 自民苦戦」、毎日新聞は「自民 …
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思惑外れて自民党は大慌て 存在感の薄い首相に風吹かず
「ドン」という大きな爆発音とともに黒煙が一気に広がった。気象庁によると、20日午前11時43分ごろ、熊本県の阿蘇山の中岳第1火口が噴火。噴煙は高さ約3500メートルまで立ち上り、火口から1キロ以上まで…
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自民党はジリ貧 聞けば聞くほど怪しい岸田政権の「分配」
「この選挙、皆さん一人一人が未来を、そして日本のあすを選びとる大変重要な選挙です」 いよいよ、衆院選がスタート。投開票日まで、たった12日の戦後最短決戦で、岸田首相が冒頭の「第一声」の場に選ん…
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争点は人権か利権か 甘利幹事長“体制選択選挙”とは大笑い
第49回衆院選が19日公示され、31日の投開票まで12日間の選挙戦がスタート。「追い風も逆風も吹いていない選挙で結果が予想できない」(自民党前職)という声もあるが、凪のうちに超短期決戦で勝ち逃げを決…
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山本太郎の英断で変わった 10.31総選挙は地殻変動の予兆
「自民党、公明党を倒していくためには、野党が塊になって戦っていこうということ」 19日公示される衆院選(31日投開票)への動向が注目されていた「れいわ新選組」の山本太郎代表が16日、小選挙区で…
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この政権は何をやりたいのか “党内御用聞き内閣”に風吹かず
この政権は一体、何をやりたいのか。岸田首相に「自分」はあるのか――。内閣発足から、たった10日。新閣僚の顔と名前も一致しないうちのスピード解散で、投開票まで17日間。いずれも戦後最短記録となり、判断…
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争点は狂った政治か、まっとうな政治か 変わらず驕る自民党に鉄槌が必要
岸田首相が14日、予告通りに衆院を解散した。19日公示、31日投開票の総選挙に向け、失職した前議員らは与野党問わず、地元へ猛ダッシュ。事実上の選挙戦に突入した。新政権発足から10日間のスピード解散、…
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権力濫用でボロ隠しの最短日程 この解散に大義があるのか
14日、衆議院の解散に踏み切る岸田首相。衆院選は19日公示、31日投開票の日程で行われる予定だ。 14日朝、官邸の囲み取材で、「これから国民の判断をいただかなければならない。大変厳粛な気持ち…
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詭弁にしか聞こえない 「成長も分配も」とは詐欺師の口上
岸田政権がスタートしてからまだ1週間。始まったばかりだ。 ところが岸田首相は、総裁選で掲げていた“目玉政策”をいきなり撤回、棚上げしている。わずか就任1週間で看板政策を引っ込めるのは異例のこ…
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野党は覚悟を 今度の選挙は狂った国をマトモに戻す天王山
「嵐の前の静けさ」ならいいのだが、あまりに迫力不足だ。 岸田首相の所信表明に対する各党の代表質問が衆院本会議で11日から始まった。トップバッターで質問に立った立憲民主党の枝野代表は、岸田の経済…
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騙されてはいけない 岸田の分配は「今だけ」「口だけ」
岸田首相の所信表明演説に対する与野党の代表質問が11日、スタート。衆院を皮切りにたった3日間の日程ではあるが、本格的な国会論戦は6月に閉会した通常国会以来だ。 1日目は立憲民主党の枝野幸男代…
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ヘタレの岸田首相 アベノミクス批判に踏み込まない所信表明
「ピンチをチャンスに変え、我々が子供の頃に夢見た、わくわくする未来社会を創ろうではありませんか」 「明けない夜はありません。国民の皆さんと共に手を取り合い、明日への一歩を踏み出します」 …
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党改革とは笑止 疑惑の幹事長が候補者調整と総選挙を仕切るのか
「国民は疑惑を忘れていない。きれいに仕事をやっていくため、国会でぜひ、説明して欲しい」 立憲民主の安住国対委員長がこう言った通りで、政権与党のナンバー2に就いた以上、逃げも隠れもできない。 …
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内閣支持率5割割れの衝撃 やはり、この政権は短命の予感
「日本人として大変誇らしく思っている」 米プリンストン大学の真鍋淑郎上席研究員(90)がノーベル物理学賞に決まったことについて、6日、首相官邸でこう語っていた岸田首相。 だが、今の自分…
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岸田暴落に市場悲鳴 大風呂敷の“新しい資本主義”に中身なし
「新しい資本主義の実現」という大風呂敷に中身なし。「新時代共創内閣」とやらの中身スカスカを見透かしたような、つるべ落としだ。 5日の東京株式市場は、日経平均の下落幅が一時980円を超え、2万7…
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前代未聞の目くらまし 電光石火の解散・総選挙に国民ア然
まさに奇襲、奇策。いきなり岸田首相が「解散・総選挙」の日程を発表し、永田町は慌てふためいている。 もともと政界のコンセンサスは、「11月7日投開票」か「11月14日投開票」だった。自民党議員…
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岸田新内閣発足 いつまで持つか、地味で小粒な傀儡政権<下>
ハッキリと冷や飯を食わされた河野前行革相や二階前幹事長、菅前首相は、この先、どう出てくるのか。このまま黙っているとは考えにくい。 総裁選で岸田と争った河野本人は、党広報本部長に“降格”。河野…
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岸田新内閣発足 いつまで持つか、地味で小粒な傀儡政権<中>
組閣の裏で注目されたのが「官邸官僚」人事だ。 安倍・菅政権の8年9カ月にわたり霞が関官僚のトップに君臨し、官邸主導政治の一翼を担ってきた杉田和博・官房副長官が退任。その後任に栗生俊一・元警察…
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岸田新内閣発足 いつまで持つか、地味で小粒な傀儡政権<上>
岸田新内閣の全容が固まったが、さっそく「何だ、こりゃ?」の大合唱になっている。 党執行部は「政治とカネ」の問題を抱えるなど“スネ傷”の人物だらけで、閣僚人事も新味ゼロ。この政権は一体何をやり…
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闇支配を断ち切れるのは選挙だけ 岸田執行部人事の情けなさ
開き直ったということか――。岸田新総裁の人事には、さすがに党内も唖然としているらしい。少しは“岸田カラー”を打ち出し、“安倍傀儡”色を払拭するかと期待されたが、ふたを開けたら全面“安倍カラー”だった…