巻頭特集
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この3カ月間は混乱続き 朝令暮改の岸田政権に第6波の震撼
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の上陸が確認されてから1カ月。懸念されていた「第6波」はじわじわと立ち上がり、各地で猛威を振るい始めた。5日の全国の新規感染者は2638人で、前日から倍増。…
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水際を突破されても正月休み 岸田政権に第6波を対処できるのか
恐れていた「第6波」到来は時間の問題なのか。4日の東京の新型コロナ新規感染者は151人。前週火曜の46人から実に3倍以上も増え、前週同曜日を上回るのは18日連続だ。 より深刻なのは沖縄だ。4…
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岸田政権はニンマリか “脱炭素”が原発の免罪符になる倒錯
正月の風物詩「箱根駅伝」で今年は青山学院大が2年ぶり6度目の総合優勝を果たしたが、テレビ中継で時々映る1台のクルマが注目を集めた。 箱根駅伝に車両提供しているトヨタ自動車の最新BEV(バッテ…
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参院選次第では翼賛体制 小沢一郎の不気味な予言は当たるのか
その先には果たして何が待ち受けているのか。 日本経済新聞とテレビ東京が共同で24~26日に実施した世論調査で、岸田内閣の支持率が65%となり、1カ月前と比べて4ポイント上昇した。読売新聞や、…
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この予算でトクするのは大企業と自民党 成長は「バラまいた分だけ」という刹那
「成長と分配の好循環による新しい資本主義を実現していくための予算」だという。 政府が24日に閣議決定した2022年度の当初予算案。一般会計の歳出総額は107兆5964億円と10年連続で過去最大…
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胡散臭い利害と打算 安倍元首相と岸田首相「本当の関係」
人事で対立ーーなどと書きたてられているが、岸田首相と安倍元首相が本当はどういう“関係”なのか、これでよく分かったのではないか。 政府は24日、2022年に開催される北京五輪に政府代表を派遣し…
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岸田政権で大丈夫か 列島を覆う第6波感染爆発前夜の不安
いよいよ来たか──。新型コロナウイルスのオミクロン株による「市中感染」がついに確認され、恐れていたことが現実になったと感じた人が少なくないだろう。 日本は全世界を対象に外国人の新規入国を停止…
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補正予算も無風成立 追及すべきことは山ほどあるの茶番化する国会
「責任は私にある」「最終責任の判断は私にある」 国会質疑の場で散々、こう繰り返しながら説明するどころか、一度も責任を取ったことがない安倍・菅という憲政史上に残る希代のペテン首相がいなくなったと…
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来年は景気もコロナも大変だ 岸田政権“支持率微増”はうたかたの夢
つくづく前任者に恵まれた男だ。先週末に実施した主要メディアによる世論調査の結果が出そろったが、岸田内閣の支持率は前回11月調査から軒並み上昇。“ご祝儀相場”が反映される10月の政権発足直後よりも、微…
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不思議な国だ なぜ政権をブン投げた政治家がのさばるのか
権力を私物化して国家を食い物にし、この国をとことんダメにした元首相2人の厚かましさといったらない。言うまでもなく、安倍元首相と菅前首相だ。岸田首相が割におとなしいのをいいことに、あっちこっちで言いた…
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“粉飾アベノミクス”に断罪を 日銀はいよいよ「出口なし」
もはや存在自体が「国難」だ。自民党最大派閥の“ボス”に収まってから1カ月余り。安倍元首相が妄言を連発だ。 15日の講演では、赤字国債は国の借金ではなく「背負っているのは日本銀行」なる“珍説”…
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“最後は金目”の連中ばかり “札束”で“命”を踏みにじる自民党
内閣官房参与をわずか8日で辞任した石原伸晃元自民党幹事長が、原発事故に伴う中間貯蔵施設の建設を巡って吐いた暴言「最後は金目でしょ」の“名ゼリフ”について、ジャーナリストの高野孟氏が本紙連載コラム(1…
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国のデータ偽装はもうオシマイ 必要なのは自民党政治との決別
国家が統計を改ざんするようになったらオシマイである。とうとう、この国は底が抜けてしまったのではないか。 国交省が8年間にわたって重要データを書き換えていたことが発覚し、さすがに“対決型”から…
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また統計不正発覚 捏造のアベノミクスには徹底追及が必要
またか。良識ある国民の多くはそう感じたに違いない。建設業の受注動向を示す国の「建設工事受注動態統計」について、国交省がデータを書き換えて二重に計上し、過大に推計していた--と報じられたことだ。 …
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この国に対中戦略があるのか 形だけの外交ボイコットならばやらない方がマシ
岸田政権が経済対策の目玉に掲げる「18歳以下への10万円給付」があまりにもお粗末で、臨時国会の主題のようになっているが、国際的な関心事は開催まで2カ月を切った北京五輪への対応だ。米国が旗を振る外交ボ…
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必要なのは大型減税 たかが10万円で大混乱に国民の怒り
子育て世帯への10万円給付は現金とクーポンなのか、2回に分けるのか、現金で一括支給したらどうなのか--。 国会では13日から衆院予算委員会で今年度の補正予算案の審議が始まったが、10万円給付…
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この混乱は? 岸田首相のポンコツぶりも前首相といい勝負
岸田政権発足から2カ月。国会論戦は13日からようやく本格化だ。首相と全閣僚が出席する予算委員会が衆参両院で14日まで行われる。1問1答形式の代表質問とは異なり、何度でも岸田首相に質問ができるため、野…
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選挙後に様変わりした国会 もう改憲翼賛体制の気味悪さ
どこが「言論の府」なのか──。6日からスタートした国会審議を見た国民は愕然としたに違いない。10.31の衆院選後、初めての本格的な論戦の舞台ということもあり、本来なら与野党が激しく対立しておかしくな…
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10万円給付で露呈した場当たり バラマキで景気は上向くのか
結局、岸田首相が唱える「新しい資本主義」とは何なのか。6日に召集された臨時国会で、岸田の所信表明や各党の代表質問に対する回答を聞いていても、サッパリ分からない。 今国会には、一般会計の歳出総…
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選手のただの駒 もはや政治ゲームと化した五輪の無意味
中国政府による新疆ウイグル自治区などでの人権侵害を理由に、来年2月の北京冬季五輪に政府代表を派遣しない「外交ボイコット」。米国の6日の決定は予想されたものだったが、8日、豪州も追随。モリソン首相は豪…