阿部巨人「球団史上初の赤っ恥」招いた深刻すぎる阪神アレルギー…ちらつく「V逸確率100%」の不吉

公開日: 更新日:

「伝統の一戦」とは名ばかりの一方的な展開が続いている。

 1-10で敗れた前夜に続き、巨人はGW最終日となった6日の阪神戦も、森下に先制打、2ランを浴びるなど三回までに6失点。初回の守備で中野と交錯した一塁の岡本が負傷退場した打線に劣勢をはね返すだけの力はなく、これで対戦成績は1勝7敗となった。東京ドームの阪神戦で開幕から5戦5敗は球団史上初の赤っ恥。阪神に首位を明け渡すのも当然の内容だった。

 試合後、左肘の筋損傷と診断された岡本について「ちょっと長期離脱になりかねない感じかな。時間かかるだろうという診断だったみたいなんで、たぶんダメだね」と表情を曇らせた阿部慎之助監督(46)。本拠地での阪神戦5連敗については、「不名誉な記録みたいで申し訳ない気持ちでいっぱい」と話したが、先月4日の対戦でエース戸郷が本拠地最短KOとなる3回7安打3失点で敗れた際、「クセが全部バレていたから。あれじゃあ打撃投手。盗塁もそうだし、自分の研究を大事にしてほしい」と意味深な発言で注文をつけていた。

 さる巨人OBがこう言う。

「4月の対戦では、戸郷のモーションが中野に完全に盗まれる形で2度の二盗を許した。阪神の打者に決め球のフォークを見極められる場面も目立った。あまりに一方的な展開に阿部監督ら首脳陣が疑心暗鬼になっているのは確か。実際、特定の打者にいいようにカモにされていますから」

 巨人の阪神戦の対戦打率は6日の試合前まで.194、対戦防御率は4.57。前日に同点弾を含む4安打4打点と大暴れした森下には、この日も2ランを含む2安打3打点とやられまくっている。森下の巨人戦打率は.400、2本塁打、8打点で、5日にとどめの3ランを放った佐藤輝にも打率は.242ながら、球団別最多の4本塁打、10打点を献上しているのだ。

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